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「あの家ずるくないですか?」運動会の受付で不満を訴えた保護者。だが、職員が参加ルールを説明して判明した事実とは

  • 2026.8.11
「あの家ずるくないですか?」運動会の受付で不満を訴えた保護者。だが、職員が参加ルールを説明して判明した事実とは

運動会の受付で声をかけられて

私が勤めているこども園で、秋の運動会を開いたときのことです。

会場として使う園庭はそれほど広くなく、安全に観覧してもらうため、事前に「在園児一人につき、観覧できる家族は二人まで」と案内していました。

当日の朝、私は園の入口で入場券を確認する係を担当していました。保護者が次々と園庭へ向かうなか、一人の母親が受付へ戻ってきました。

「すみません。あちらの家族、四人で入っていますよね?」

母親が少し離れた場所にいる家族へ目を向けます。

「うちは二人までと言われたから、祖父母には来てもらわなかったんです。どうしてあの家は四人なんですか?あの家ずるくないですか?」

怒鳴っているわけではありませんでしたが、納得できないという様子でした。

私は受付で確認していた入場券を見ながら、園の決まりを改めて説明しました。

「一家庭」ではなく「園児一人につき」

「今回の人数制限は、一家庭につき二人ではなく、在園しているお子さん一人につき二人までとなっています」

母親は少し考えてから、「じゃあ、きょうだいが二人在園していたら四人ということですか?」と聞き返しました。

「はい。その場合は、それぞれのお子さんに二人分ずつ入場券をお渡ししています」

実際、その日は兄弟姉妹で園に通っている家庭も何組かありました。

そうした家庭には事前に四枚の入場券を渡しており、受付でも券を一枚ずつ確認していました。

母親は「一家庭につき二人」だと思い込んでいたようでした。

「そういう意味だったんですね。案内をちゃんと読めていませんでした」

先ほどまでの険しい表情が少し和らぎました。

私は「分かりにくかったかもしれません。受付では全員、事前にお渡しした入場券を確認しています」と伝えました。

すると母親は、「あの家だけ特別なのかと思ってしまって。すみません」と小さく頭を下げ、自分の観覧場所へ戻っていきました。

運動会が始まる直前で受付も慌ただしい時間でしたが、その後は特にトラブルもなく、予定通り競技が始まりました。

こちらにとっては何度も確認したルールでも、保護者には違った意味で伝わっていることがあります。

それ以来、人数制限を案内するときは「一家庭につき」ではなく「在園児一人につき」と、より目立つように記載するようになりました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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