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「なにかが動いてる?」客席で動いた謎のバッグ。だが、中身に気づいた私が責任者に相談したワケ

  • 2026.8.11
「なにかが動いてる?」客席で動いた謎のバッグ。だが、中身に気づいた私が責任者に相談したワケ

閉店前、隣の椅子に置かれたバッグ

飲食店でホールスタッフとして働いていた頃のことです。

その日は閉店まであと1時間ほど。店内には数組のお客様が残っていて、私は空いたテーブルを片づけながら、少しずつ閉店作業を進めていました。

窓際には、何度か来店されたことのある女性のお客様が一人で座っていました。

その方の隣の椅子には、大きめのキャリーバッグのようなものが置かれていました。

近くのテーブルを拭いていると、そのバッグがわずかに動いたように見えました。

(なにかが動いてる?)

最初は荷物がずれただけだと思ったのですが、しばらくするとバッグのすき間から、小さな犬の顔が見えたのです。

「あれ…犬?」

驚きましたが、お客様に直接声をかけていいものか迷いました。

この店では、補助犬を除いてペットを連れての入店はお断りしていました。

私の判断だけで対応するのも不安だったため、いったん厨房近くにいた責任者のところへ行き、見たことを伝えました。

責任者が店のルールを説明

責任者は私と一緒に客席へ向かい、バッグの様子を確認してから、お客様に声をかけました。

「お客様、恐れ入ります。そちらのバッグの中にワンちゃんはいらっしゃいますか?」

女性は少し驚いた様子でしたが、「はい。小さいのでバッグに入れていれば大丈夫かと思って」と答えました。

責任者は声を荒らげることなく、この店ではペット同伴での利用を断っていることを説明しました。

「申し訳ありませんが、店内ではお連れいただけない決まりになっております」

女性は少し困った表情をして、「ずっとバッグの中にいるんですけど、それでもダメなんですか?」と聞き返しました。

責任者は、「バッグに入っている場合も同じお願いをしています」と改めて説明しました。

ちょうど食事はほぼ終わっていたようで、女性はしばらく黙ったあと、「分かりました」と言って会計を済ませ、そのまま犬をバッグに入れた状態で店を出ていきました。

大きなトラブルにはなりませんでしたが、私は少し緊張していたので、お客様が退店したあとにようやく肩の力が抜けました。

数週間後、その女性が再び来店しました。その日は以前のような大きなバッグは持っておらず、普通に一人で食事をして帰られました。

常連のお客様であっても、店のルールに関わることは曖昧にせず伝える必要があるのだと感じた出来事です。

同時に、注意するときほど感情的にならず、決まりを淡々と説明することが大切なのだと思いました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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