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お迎えのたびに現れては逃げる義母。「孫に会いたかっただけなのよ」の裏に夫の隠しごとがあった

  • 2026.8.8
ハウコレ

園の門を出るたび、電柱の陰からこちらを見る義母の姿がありました。息子が手を振ると、義母は背を向けて角を曲がります。夫に相談しても、「悪気はない」と繰り返すだけでした。

「ばあば、いる!」

息子の幼稚園のお迎えは基本的に私が担当し、残業の日は夫に任せています。義母とは結婚当初から折り合いが悪く、会えば料理の味付けや息子の服装について口を出されるため、会う機会を減らしていました。最初に義母を見つけたのは息子です。門を出るなり、「ばあば、いる!」と道の先に手を振りました。電柱の陰に立つ義母と目が合うと、義母は背を向けて角を曲がっていきました。

夫が繰り返した言葉

夕食後、私は夫に義母について話しました。散歩の途中にしては回数が多く、目が合うと逃げる理由も分かりません。

ところが夫は、皿を流しへ運びながら「母さんも悪気はないんだよ」と繰り返しました。なぜ義母が園の前にいるのかを聞いているのに、理由には触れません。

話が終わる前に夫が席を立ったため、義母だけでなく、夫も何か知っているのではないかと疑うようになりました。

袖をつかんで問いただした日

その日は早めに園へ着きました。電柱の陰にグレーのカーディガンを見つけ、義母が背を向ける前に歩み寄りました。

「どうして毎回来て、私と目が合うと帰るんですか」

義母は「孫に会いたかっただけなのよ」と答えました。さらに、「あなたがいると、行きづらいのよ」と続けます。

義母を責めるつもりで近づいたはずなのに、その言葉を聞くと、私は「だったら家に来ればいいのに」と返すことしかできませんでした。義母はカーディガンの袖を直し、その日も角を曲がっていきました。

そして...

帰宅後、息子が食卓で「ばあばとアイス食べたよ」と話しました。私が残業し、夫がお迎えに行くはずだった日の出来事です。

夫は、自分の担当日に仕事を抜けられず、義母へお迎えを頼んでいたと認めました。私には伝えず、義母にも黙っていてほしいと頼んでいたそうです。息子だけが、私の知らないところで義母と何度も帰り道を歩いていました。

後日、家族のお迎え当番表に義母の欄を加えました。ただ、義母が息子を迎えに行くことより、夫が私に相談せず隠していた事実への引っかかりは残っています。当番表に増えた欄を見るたび、誰かが電柱の陰へ隠れなくても済む関係を、これから作る必要があると思います。

(30代女性・パート)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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