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幼いころから親の愛を独占し、姉のすべてを奪ってきた双子の妹。そして婚約者をも狙われた姉が、人生を取り戻す反撃を開始する!【書評】

  • 2026.8.5

【漫画】本編を読む

『リベンジ~サレ姉の復讐~』(あいか:原作、矢森てん:漫画/KADOKAWA)は、双子の妹に人生を奪われ続けた姉が、自らの幸せを取り戻すため立ち上がる復讐の物語である。恋人だけでなく、家族の中での居場所までも奪われた主人公が、理不尽な運命に抗いながら人生を切り開いていく姿が描かれる。

主人公・めぐみは、婚約者の真治を連れて実家へ帰省する。しかし、その幸せな時間を素直に喜べない理由があった。それは、二卵性双生児の妹・みちるの存在である。幼い頃、大病を患ったみちるは母親から過剰な愛情を注がれ、常にめぐみより優先されて育ってきた。その結果、みちるは姉の持ち物もお金も、恋人すらも奪うことを当然のように繰り返し、何でも自分の思いどおりになると思い込む女性へと成長する。そしてこのたびの帰省時にもめぐみの不安は的中し、結婚を目前に控えためぐみにみちるは牙をむき、婚約者・真治を策略によって奪ってしまうのだった。

そしてめぐみを苦しめてきたのは妹だけではない。みちるを甘やかし続けた母親の存在もまた、めぐみの心に大きな傷を付けてきた。「家族」という逃れられない関係の中で、妹からの略奪と親からの不公平な扱いを受け続けてきためぐみ。その怒りや悲しみを見ていると心が苦しくなる。

しかし物語はそんな悲劇を伝えるだけではもちろん終わらない。婚約者を失っためぐみの前に現れる友人・カイの存在が彼女の心を支えていくのである。復讐だけを目的に突き進むのではなく、自分自身の幸せを取り戻そうとするめぐみの姿が本作の大きな見どころである。

人生の何もかもを奪われ続けた姉は、妹にどうやって反撃し、自らの手で未来をつかみ取っていくのか。ページをめくるたび怒りと爽快感が入り交じる本作を読み進めていけばいくほど、理不尽な運命に立ち向かう主人公を最後まで応援したくなっているはずだ。

文=ヒルダ・フランクリン

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