1. トップ
  2. プロは絶対やらない。「掃除のNG」9か条

プロは絶対やらない。「掃除のNG」9か条

  • 2026.8.5
Getty Images

どんなに几帳面な人でも、掃除のやり方を間違えてしまうことはある。そこで今回は、プロの清掃業者に「ありがちな掃除のNG行動」についてインタビュー。より強力な効果を期待して洗剤を混ぜる、適量では満足できず洗剤を使いすぎる、あるいはTikTokでバズっている裏技を安易に試してみるといった、陥りがちな失敗例を事前に知っておくことで、より安全かつ効率的に掃除することができる。専門家によれば、幸いなことにこうした悪習のほとんどは理屈を知れば改善されるという。次の大掃除に取りかかる前にいつでも見返せるよう、ぜひこの記事をブックマークしておいてほしい。US版「グッドハウスキーピング」より。

Anna Efetova / Getty Images

洗剤の使いすぎ

「洗剤やスプレーをたっぷり使うほど、表面の汚れが落ちやすくなってきれいになると思い込んでいる方は多いですね」と、アリゾナ州フェニックスの清掃会社「Tidy Casa」のオーナー、ライアン・ノールは語る。「しかし、スプレーや液体洗剤などのクリーナーを使いすぎると、成分が表面に残り、かえってゴミやホコリを引き寄せたり、厄介な拭きムラを招く原因になってしまいます」

picture alliance / Getty Images

洗剤を混ぜて使う

「ひとつの洗剤で効果があるなら、別のものと混ぜればさらに強力になるはずだ、と考える方は多いですね」と、グッド・ハウスキーピング研究所のホームケア&クリーニング・ラボでエグゼクティブ・ディレクターを務めるキャロリン・フォルテは語る。

しかし、洗剤の中には、混ぜ合わせることで健康や環境に深刻な脅威をもたらす危険な組み合わせが存在する。たとえば、アルカリ系の漂白剤と酸性の漂白剤だ。「この2つを混ぜると塩素ガスが発生します。たとえ低濃度であっても、あっという間に咳や息苦しさを引き起こし、目が焼けるように痛んで涙が止まらなくなる恐れがあります」とフォルテは警告する。

krblokhin / Getty Images

素材を確かめずに洗剤をかける

例えばカーペット用洗剤の多くには、「全体に使う前に、まずは目立たない場所で試してください」という注意書きが添えられているのをご存じだろうか。これは、洗剤によっては特定の生地や素材と相性が悪く、取り返しのつかないダメージを与えてしまう可能性があるからだ。ほかにも「ノートパソコンの画面を掃除するときに、ガラス用洗剤を使うのは絶対に避けてください」とフォルテはいう。

天然素材は特に要注意だ。酢はナチュラルで素材に優しい汚れ落としに思えるかもしれないが、「天然石には絶対に使わないでください。酸があっという間に表面を傷めてしまいます」と彼女は指摘する。

brizmaker / Getty Images

順序を考えずに作業を進める

真っ先に掃除機を取り出す人は多いが、「本当は部屋の一番高い場所から始めるべきなのです」とノールは語る。カーテン、リビングのファン、飾ってある絵や写真、テレビ、テレビボード……床掃除に取りかかるのは、それ以外のあらゆる場所をきれいにしてから。

なぜか?「こうした場所を掃除していると、どうしてもホコリや汚れが下に落ちてしまい、せっかく掃除機やモップをかけたばかりのフローリングやカーペットにホコリが積もる羽目になるからです」とノールは説明する。結局のところ、終えたはずの作業をやり直す羽目になり、時間の無駄になってしまうのだ。

Viktoriya Skorikova / Getty Images

スチームモップ×フローリング

スチームモップの中には「フローリングに使用しても安全」と謳っている製品もあるが、木材(ウレタン塗装、ワックス仕上げ、無塗装を問わず)やラミネート(合板)の床に対し、たとえ最弱のスチーム設定であってもフォルテは推奨しない。木製の床のほとんどは、完全なコーティングが施されているわけではなく、スチームの浸透度も予測できないため、場合によっては奥まで水分が入り込み、木材を変形させる恐れがあるからだ。木製の床を掃除する際は、昔ながらの水拭きモップを使うのが安心だ。

mars58 / Getty Images

手で触れる場所を見落とす

「ハイタッチポイント(頻繁に手で触れる場所)」とは、ドアノブ、照明のスイッチ、リモコン、ゲームのコントローラー、冷蔵庫の取っ手、電子レンジなど、一日を通して絶えず手が触れる場所のこと。

こうした細かな場所は大したことがないように思えるため見落とされがちだが、使用頻度が高い分、「かなりの量の汚れや雑菌が潜んでいる可能性がある」とノール。「石鹸水や除菌用の洗剤、あるいは除菌シートなどを使ってまめに拭きあげてください」とアドバイスする。

canart7

隙間や隅の仕上げを軽視する

「トイレの裏側、キッチンの巾木といった手の届きにくい場所を放置していると汚れが蓄積し、床や壁の隅にまで染み込んで固着することがあります。そうなると汚れを落とすのが格段に難しくなってしまうのです」と、ニューヨークの清掃会社「Maid Sailors Cleaning Service」のCEO兼オーナー、ジョセフ・パサラッカは語る。

draganab / Getty Images

“ライフハック”を鵜呑みにする

TikTokの掃除テク動画を気づけば何時間も眺めてしまいがちだが、プロに言わせれば、ネットで見かける情報をすべて鵜呑みにするべきではないという。たとえば、「お湯を使ったハードな浸け置き洗い(ランドリー・ストリッピング)」がそうだ。丈夫な白物やオフホワイト、色落ちしない生地であれば問題ないものの、フォルテは「この浸け置き洗いは時間もかかりますし、繊維へのダメージも未知数。決して手軽な作業ではありません。衣類への汚れの蓄積を防ぐなら、ほかにも良い方法があります」と指摘する。

MirageC / Getty Images

汚れた掃除用具を使う

掃除用具は使用後すぐに手入れをし、必要に応じてパーツを交換することが基本。汚れた雑巾やモップ、ゴミがいっぱいになった掃除機の紙パックでは、ホコリや汚れを効率よく取り除くことは不可能だ。フォルテは「手入れされていない清掃用具での作業は、無駄に労力を消費するだけでほとんど効果が得られず、骨折り損になってしまいます」とアドバイスする。

Original Text: BRIGITT EARLEY

>>US版『Good Housekeeping』のオリジナル記事はこちら

Hearst Owned

あわせてこちらもcheck!

Hearst Owned
Hearst Owned
元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ