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美白vs糖化、どっちが先?40代のシミ・赤みを改善するプロのQ&A決定版

  • 2026.5.7

美白ケアが大事なことはわかっているけれど、実は疑問がいっぱい。どうすれば美白ケアを効果的に失敗なくできるのかが、Q&Aの中から見えてくるはず。「成功への道は正しい情報から」です。

Q1.肌の赤みに悩んでいます。どうすればいいですか?

「敏感肌で表皮バリア機能由来なのか、光老化による炎症なのか、皮膚疾患なのかは専門医の診断によって対応が変わります。40代半ば以降の更年期世代で、ホルモンによる血管拡張、あるいは酒さの赤みに悩んでいる方が、今、多いと感じます。私は抗酸化作用のあるビタミンCをよく使います。結果、肝斑も目立たなくなるので印象が変わります」(坪内先生・以下敬称略)

Q2.美白コスメは乾燥する?

「過去には乾燥を感じる方がいらっしゃいましたが、今はそういった製品も処方改良がなされ保湿効果が高い製品が多くなっています。ただ原液など単一成分で使用する場合は、メーカーに問い合わせてからご使用ください」(次田さん・以下敬称略)

Q3.美白コスメを使った後は紫外線に当たっちゃダメ?

「通常使用であれば問題ありません。ただしせっかく美白ケアしたのに紫外線を浴びては無駄になりますので、UVケアは必須です」(次田)、「海外では、化粧品に入っているハイドロキノンは危険な場合がありますので、UVケアを適切にしてください」(坪内)

Q4.糖化と美白、どちらを優先すればいい?

「糖化は体内のタンパク質が過剰な糖と結合して劣化し、AGEsという老化促進物質を作る反応です。肌が黄色くなることだけでなくシワ・たるみなどエイジングを引き起こしますので、そちらが気になる方は糖化ケアを優先に」(次田)、「糖化ケアのほうが見た目に変わりやすい印象があります。糖化は、光老化はもちろん、生活習慣におおいに関係があるのでそちらも見直してください」(瀬戸さん・以下敬称略)

Q5.アウトドアで強力な日焼けをした後はどうしたら?

「最初に冷やしてほてりを取ります。その時に摩擦は厳禁なので肌あたりの優しいタオルで、保冷剤もちゃんとガーゼに包んで濡らしてから使ってください。それから鎮静、そのあとに水分補給。シートマスクはその両方ができるのでお勧めです。シートマスク後にトラネキサム酸やグリチルリチン酸ジカリウムなど抗炎症成分の入った化粧水、乳液、クリームをたっぷり使います。翌日以降、それでも収まらなかったら皮膚科に行きましょう」(瀬戸)

Q6.「ここまでは美白コスメ、ここからは医療」のボーダーラインを教えて

「皮膚は外から成分が届きやすいので、まず美白化粧品を使ってみて、それで効果がなかったら、まず一度皮膚科医の診断を受けて、ご自身のシミの種類や原因を確かめてください。シミによって処置の仕方が異なるからです。美容医療はその後でいいと思います」(坪内)

Q7.肌が揺らいでいる時もUV効果の高い日焼け止めは必要?

肌が揺らいでいても日焼け止めは必要です。低刺激で保湿効果の高いものをお勧めします。敏感肌用の日焼け止めならより安心でしょう。ただしあまりにもバリア機能が弱っている時は、日焼け止めはつけないでください」(坪内)

Q8.首のケア、顔と同じで大丈夫?

「顔と同じものをそのまま首に、化粧水からクリームまで全部つけています。コスメを顔に8、首に2という意味ではなく、首のほうが乾燥もしやすいので、顔よりも保湿を多めにしています。朝も同様にして、プラス下地、UVも塗ります。この時も摩擦に注意!」(瀬戸)

Q9.美容医療で取ったシミ、また出るのは何故?

それは取り切れていないということです。“ぽつんとできたシミ”は上だけでなく下にも増殖するので、上のところだけ反応するレーザーを使うと残ったりしがちです。でも一気に取りましょうとなると相当深いところまで焼かなくてはならず、当然ダウンタイムも長くなってしまいます。早く日常に戻ることを重視するか、1回で取り切ることを優先するか、担当医師と相談してみてください。肝斑が混在している場合は、強い設定は無理なので、コツコツとレーザーをする必要があります」(坪内)

\私たちが答えました/

坪内利江子先生

銀座スキンクリニック院長。日本医科大学卒業後、同大皮膚科に勤務し、医局長・講師を歴任。ハーバード大学でレーザーの基礎臨床研究を3年間行い、2005年にクリニックを開院。

次田哲也さん

スキンケア・サイエンスコミュニケーター。博士(工学)。30年以上にわたり、大手化粧品メーカーにてコスメや肌計測機器などの研究開発に従事。独立後は講演や取材を通じ、正しい美容知識を啓発する。

瀬戸麻実さん

美容家。外資系の化粧品会社で約10年間BAとして勤め、その後美容専門学校の講師歴約15年。インスタのメイク投稿が大人気。鍛えられた肉体美も誇る。美容職歴20年以上。

本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。

『美ST』2026年5月号掲載

取材/大山真理子 編集/石原晶子 再構成/Bravoworks,Inc.

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