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「同じ歳なのに」いとこと比べられた私が聞いた本音

  • 2026.8.6
ハウコレ

台所で2人きりになったとき、いとこが小さな声で切り出しました。

誰にも言えなかったという打ち明け話が、長年の劣等感を少しずつ無くしていきます。親戚の集まりのテーブルには、今年もいとこの会社の名前が入った手土産が並んでいました。

今年も始まった比較

正月に親戚が集まるたび、話題の中心は大手企業に勤めるいとこでした。同い年で、子どもの頃から成績も習い事も並べて語られてきた相手です。叔母が湯のみを置いて、私の母に言いました。

「同じ歳なのにねえ」

販売の仕事に誇りを持ってきたつもりでしたが、この一言の前では、いつも言い訳を探してしまいます。ふと見ると、当のいとこは笑いもせず、手元の湯のみだけを見ていました。

台所で2人

食器を下げに台所へ行くと、いとこが先に流しの前に立っていました。水音に紛れるような小さな声で、いとこが言いました。

「私、会社辞めたんだ。まだ誰にも言ってないんだけど」

泡のついたお椀を持ったまま、私はいとこの横顔を見ました。居間では今も、いとこの会社の話が続いています。辞めた理由を聞いていいのか迷っているうちに、いとこのほうから続けました。

聞かされていた側

「あんたのお店の話、うちの母がよくしてた。楽しそうだなって、ずっと思ってた」

比べられてきたのは自分だけだと思っていました。けれど、いとこも別の物差しで測られ続けていたのかもしれません。居間に戻ると、叔母はまだ同じ話をしていましたが、私はもう言い訳を探しませんでした。

そして...

数日後、いとこから短いメッセージが届きました。

「今度、お店に行ってもいい?」

私は休みの日ではなく、自分が店頭に立つ日を返しました。働いている姿を、初めて身内に見てもらいたくなったからです。

(20代女性・販売職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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