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「明日休みもらったから、お寿司食べに行かない?」12連勤で妻に当たり続けた夫が、出張帰りに妻から聞いた一言

  • 2026.9.18

知らない町で、ひとりの時間ばかりが増えました

結婚して、まだ半年ちょっとです。

私は夫の転勤先についてきました。

知り合いはひとりもおらず、週に何日かのアルバイト以外は、家でひとりで過ごす時間ばかりでした。

夫の転勤についてきた町に、知り合いはひとりもいません

一方の夫は、土日にイベントの業務、平日は出張と、忙しい日が続いていました。

気づけば12連勤です。そのころから、私が何気なく言った言葉に、夫はすぐ怒るようになりました。

「明日は、何時まで?」

帰宅時間を聞いただけで、夫は不機嫌な声を返してきました

「今、それ聞く?」

ただ時間を聞いただけなのに、玄関で靴を脱ぎながら、夫は苛立った声を返してきました。

私の顔は見ていません。そして、そのまま寝室に入ってしまいます。私は台所で、温め直した生姜焼きを前に立ち尽くしました。

心の余裕がないのだろうとは思いました。

それでも、この町で話せる相手は夫しかいません。

アルバイト先で常連さんと少し話す以外は、一日中誰とも口をききません。

その夫に当たられると、行き場がなくなるのです。夕飯を食べ終わるころ、窓の外はもう真っ暗でした。

「ここに来て、よかったのかな」

誰にも聞こえない声で、そうつぶやいた夜もありました。

出張から帰った夜、玄関で夫が言ったこと

それから数日後、夫が出張から帰ってきました。

夜遅く、疲れきった顔で玄関に立った夫は、荷物を下ろすより先に、私の顔を見て言いました。

玄関の明かりの下で、スーツはしわだらけでした。

出張から帰った夫が、玄関で頭を下げました

「忙しくて余裕がなくて、あたってしまってた。ごめん」

思わず、手にしていたタオルを握りしめました。

すると夫は、少しだけ照れたように続けました。

「明日休みもらったから、お寿司食べに行かない?」

本当は、すぐにうなずきたい気持ちでした。

けれども私は、少しだけ意地悪をしてみることにしました。

妻の返事を聞いた夫は、口を開けたまま固まりました

「明日は、アルバイト先の人と約束があるの」

夫は、口を開けたまま固まりました。靴を脱ぎかけた手も、途中で止まっています。

この町で私にも予定ができていたことを、夫は知らなかったのです。そのまましばらく、玄関に立ち尽くしていました。

「あさってなら、空いてるけど」

そう言うと、夫は慌てて何度もうなずきました。この町に来てから、夫が私の予定を先に聞いたのは、この夜が初めてです。

あさっての夜、駅前の小さなお寿司屋さんのカウンターに、ふたりで並んで座りました。夫は出張先で見た海の話をし、私はアルバイト先の常連さんの話をしました。どちらも、この町に来てから初めて口にした話でした。

「また来ようか」

「うん、次は私が誘うね」

やっとお互いに笑顔が戻りました。今も忙しい日は続いていますが、あの夜から、夫は玄関で私の予定を聞いてから靴を脱ぐようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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