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真夏に考える日本酒の「売れるデザイン」高校生いちおしの甘酒「限定フレーバー」

  • 2026.8.3

「北海の灘」と呼ばれていた北海道旭川市。
日本酒文化を未来につなげ、地域特産品として盛り上げていくことを目指して、地元・旭川農業高校の生徒たちが大人たちと力を合わせて「旭農高日本酒プロジェクト」に取り組んでいます。

気温も上がり、酒米の成長は順調!
毎週田んぼのチェックを欠かさない生徒たちも真っ黒に日焼けしてきました。

今回は田んぼではなく、売れる商品作りに向けた取り組みをご紹介します。

真夏に考える「来春売れそうな」ラベルデザイン

最高気温が7月下旬並みまで上がり、扇風機をたくさん回しながら行われたのが、第1回目のデザイン会議です。

「旭農高日本酒プロジェクト」はデザイン会社の力を借りながら、毎年、様々なデザインで日本酒を販売してきました。

Sitakke
こちらは2025年度発売された日本酒たち。今年もまた全然違った魅力的なデザイン候補が出ていますが、まだナイショです

シーズンごとに生徒たちが考える名前に合わせて瓶の色を決め、そしてそこに合うラベルデザインを決めます。

さわやかなイメージがそろいました!

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デザインはまだ検討段階 見本を見せられると身を乗り出して見る生徒たち

今シーズンもすでに1回目のミーティングで名前が決まっていて、その名前と生徒たちのアイディアをもとにデザイン会社が2つの案(1つの案は色違いもあり)を持参し、生徒たちの意見を聞きました。

示されたのは今回のシーズン6でしかできないアイディアや、旭農高の一体感を示すようなデザイン、そして生徒たちが酒米を育てる田んぼの情景が感じられるものなど、これまでとは一味違うデザイン案。

どれもステキで生徒たちはうれしそうです。

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生徒たちは日本酒の名前も意識しながらデザインを確認

デザイン会社の細部までのこだわりを聞き、自分たちの思いはどう生かされたのか、意見交換しながらラベルデザインの検討を進めます。

どれもさわやかなイメージですが、日本酒が販売されるのは来年の3月。

雪のある寒い時期にどんなデザインが一番売れるのだろうか?
そんなことも意識しながら検討を進めます。

30分ほど意見交換をしたら全員で挙手の投票です。
髙砂酒造のスタッフだけでなく、この日参加している大人たちも輪に入って、投票に参加します。私たち取材陣も投票に参加しました。

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みんなの様子を見ながら?投票

投票の結果、見事に意見は3つに割れました。

ということで、ここからもう一度話し合いです。それぞれの案のいいところ、残したいところ、シーズン6でしかできないこと、様々な要素を取り出して、意見を交わします。

多くの意見がでたということでこの日はラベル案は一つに絞らず、もう一度デザイン会社にデザインを練り直してもらうことになりました。この日に出た希望を取り入れた修正案を楽しみに待ち、第1回目のデザイン会議は終了しました。

シーズン6は甘酒も「さらに売れる」工夫を

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2025年に作られた甘酒

旭農高日本酒プロジェクトでは日本酒だけでなく、高校生も飲める甘酒も販売しています。こちらも人気商品なのですが、シーズン6では新たな試みを行います。

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ボトルの下部にはポーズをとった生徒たちの姿が描かれます。前回取材時、みんな動きのあるポーズを工夫していました

今シーズンはプレーンだけでなく、限定フレーバーも出す計画です。

どんな味がいいかを考えたのは生徒たち。フレーバー甘酒はフルーツを活かしたものや和風のものがよく販売されていますが、生徒たちから事前にアンケートをとって、髙砂酒造がいくつかの限定フレーバーを用意してくれました。

みんなで試飲すると…甘酒の限定フレーバーは日本酒のラベルデザインと違って、大差で決着がつきました。

Sitakke
限定フレーバー候補の甘酒を試飲する生徒たち

私もいただきましたが、飲みやすくなった甘酒、いい意味で甘酒感のない飲み物になりそうです。
これはぐいぐい飲んじゃいそう!どんな味になるか、お楽しみに。

「酒」についても「6次産業化」についても学ぶ

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小売酒販組合によるアルコールについての講話

旭農高日本酒プロジェクトは「日本酒」のすべてに関わり、学ぶプロジェクトです。
この日は2つの座学も行いました。

ひとつは未成年がなぜアルコールを飲んではいけないかを学ぶ講話です。
小売酒販組合の講師が細かいデータなどを示しながら危険性を丁寧に説明します。

プロジェクト参加の生徒たちの作った日本酒は20歳になったらプレゼントされることになっています。

20歳になったらおいしく飲んでほしい、できることなら一緒に飲めたらいいな、なんて思います。

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なぜホテルは地域との連携を進めるのかについての講話

そしてプロジェクトに参加するプレミアホテル-CABIN-旭川からはホテルが地域の産業や高校などと連携して事業を進める理由が説明されました。

「地域とお客様をつなげられる」のもホテルの仕事。
プレミアホテル-CABIN-旭川と旭川農業高校は2025年、あさひかわ菓子博に合わせて旭川のサツマイモなどを使ったプリンを作り、大ヒットさせています。

田んぼで、教室で、学校の外に出て、様々な人たちと関わり合いながら進める日本酒プロジェクト、今後は丁寧に田んぼで酒米の成長を確認しながら、収穫の秋に向けた作業が続きます。

シーズン5の日本酒はほぼ完売 でもイベントでは買えます

この日、シーズン5で作った日本酒と甘酒がほぼ完売になったことが発表されました。今後は9月に行われる「北の恵み食べマルシェ」や10月の「旭川発酵醸造マルシェ」で限定販売されます。
10月のイベントには生徒も参加する予定です。

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取材・文:HBCにゃま
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2026年6月)の情報に基づきます。

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