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「道路に人が倒れていて車道にはみ出している」深夜に110番通報→現場で“発覚した原因”に「無事でよかったでは済まされない」

  • 2026.8.27
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

元警察官の防犯インフルエンサーりょうせいです。

深夜、道路脇に人が倒れていたら、交通事故や急病などさまざまな可能性が考えられます。

筆者が警察官として勤務していた頃、「道路の縁石付近に人が倒れている」という110番通報を受けたことがありました。

ひき逃げ事故の可能性も考えながら現場へ向かいましたが、そこで判明したのは意外な理由でした。

「道路の縁石付近に人が倒れている」突然の通報

通報を受け、詳しい状況を確認すると、倒れている人の身体は車道側にはみ出しているとのこと。

この時点では、なぜその人が倒れているのか分かりません。

ひき逃げなどの交通事故に遭った可能性や、急病によって倒れた可能性など、さまざまな事態を想定する必要があります。

重大な事件や事故の可能性もあったため、複数の警察官が緊急で現場へ向かいました。

到着すると、通報のとおり縁石付近に男性が倒れていました。

倒れていた原因は...誰も陥る危険な「行動」

年齢は40代くらい。警察官が男性の身体や周囲の状況などを確認しましたが、幸い目立ったケガはありません。

そして男性から事情を聞いたところ、倒れていた理由が判明しました。

男性は酒に酔い、そのまま道路脇で寝込んでいたのです。

事故ではなかったものの「無事でよかった」では済まない

結果的に、ひき逃げなどの交通事故ではありませんでした。

しかし、だからといって安全だったわけではありません。

男性は縁石付近に寝ており、身体の一部が車道側にはみ出していました。

もし車が通っていれば、本当に轢かれていた可能性があります。

現場は地方にある道路で、さらに深夜だったため、当時は車の往来がほとんどありませんでした。

偶然が重なり事故にならなかったともいえる状況です。

酒を飲むと判断力や注意力が低下し、自分では大丈夫だと思っていても、気付かないうちに危険な場所で座り込んだり寝込んだりすることがあります。

道路はもちろん、駐車場など車が通行する場所で寝込めば、重大な事故につながりかねません。

また、道路で倒れている人を見つけた側も「酔っ払いが寝ているだけだろう」と決めつけないことが大切です。

今回の事例では酔って寝ていただけでしたが、実際には交通事故や急病などによって倒れている可能性もあります。

道路で人が倒れていたら

今回のポイントをまとめます。

・酒に酔った状態で道路や駐車場などに座り込んだり、寝込んだりしない。

・一緒に飲酒した人がひどく酔っている場合は、できる限り1人で帰らせない。

・道路上や道路脇に倒れている人を見つけても、「酔っ払いだろう」と決めつけない。

・交通事故や急病などの可能性を考え、安全を確保したうえで110番や119番へ通報する。

「自分は大丈夫」という油断や、「ただの酔っ払いだろう」という思い込みが、一瞬で命に関わる事故につながることもあります。お酒を楽しむときも、街中で異変に気づいたときも、ほんの少しの危機意識と思いやりを持って行動していきましょう。


防犯インフルエンサー りょうせい
元警察官(警察歴10年)。生活安全課で行方不明やDVなどの人身事案を担当し、防犯の広報や啓発活動にも携わる。現在は防犯アドバイザーとして活動し、Xや音声配信(StandFM)を通じて、日常生活に取り入れやすい防犯の工夫を発信している。


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