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「あれ?なんかおかしいぞ…?」お盆のガソリンスタンドで元店員が気づいた、エンジンルームになかった“もの”

  • 2026.8.28
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

みなさん、こんにちは。元ガソリンスタンド店員でWebライターのハンダ タクロウです。

お盆休みは、帰省や旅行などで普段より長距離を車で移動する機会が増えます。高速道路や一般道での渋滞に巻き込まれることもあり、車にも普段以上の負担がかかりやすい時期です。

特に夏場は、猛暑のなかでエアコンを長時間使用するなど、バッテリーや充電系統への負担が大きくなるため注意が必要です。

私がガソリンスタンドで勤務していた頃にも、お盆の時期にバッテリー警告灯(充電警告灯)が点灯したというお客様が来店したことがありました。ところが、確認してみると原因はバッテリーそのものではありませんでした。

今回は、夏の長距離移動で注意したいバッテリートラブルと、実際にあった意外なケースについて紹介します。

お盆は長距離移動による車のトラブルに注意

お盆休みは、帰省や旅行などで普段より長距離を走る機会が増えます。特に夏場は、渋滞による低速走行に加え、猛暑のなかでエアコンや夜間のヘッドライトを長時間使用することもあります。エンジンの回転数が低い状態で電装品を多く使用すると、発電量よりも消費電力が上回り、バッテリーに負担がかかる場合があります。

また、お盆期間中はディーラーや整備工場が休業している場合もあり、故障すると修理までに通常より時間がかかることもあります。長距離移動を予定している場合は、事前に整備工場や車検・整備に対応しているカー用品店などで、バッテリーや充電系統の状態を確認してもらうと安心です。

そんなお盆期間中、私が勤務していたガソリンスタンドにも、「バッテリー警告灯が点灯した」というお客様が来店しました。

車を入庫して、エンジンルームを確認していると、あることに気づきました。

あれ?なんかおかしいぞ…?あっ!ベルトがない!

バッテリーのトラブルだと思っていたものの、実際にはバッテリーそのものではなく、発電機(オルタネーター)を回すゴムベルトが切れ落ちている状態だったのです。

バッテリー警告灯が点灯したと来店したお客様

オルタネーターは、エンジンの回転を利用して発電し、走行中に車内の電装品やバッテリーに電力を供給する重要な部品です。そのため、ベルトが切れてオルタネーターが動かなくなると発電できなくなり、バッテリーの警告灯が点灯します。

つまり、「バッテリー警告灯がついた=バッテリー本体の寿命や故障」とは限りません。今回のように、充電に関わる部品の異常が原因となっている場合があります。

ベルトが切れる原因は、ベルトそのものの劣化だけではありません。主に以下のようなケースが考えられます。

  • ベルト自体の年数経過による劣化や細かい亀裂
  • 伸びた古いベルトの張りを調整したことによる負荷
  • ベルトの張りを調整するテンショナーなど、周辺パーツのトラブル
  • エアコンコンプレッサーなど、一緒に回っている部品の固着や不具合

このように、ベルトが切れる原因は一つではありません。ベルトに異音やひび割れなどの異常がある場合はもちろん、ベルトを交換したばかりなのに再び切れた場合なども、周辺にある各パーツに問題が潜んでいないかを確かめる必要があります。

そのため、「ベルトが切れたからベルトを交換すれば大丈夫」と自己判断せず、切れた原因まで確認することが大切です。

バッテリー警告灯が点灯したら自己判断で走り続けない

バッテリー警告灯が点灯しても「まだ動くから平気だろう」と過信して運転を継続するのは禁物です。警告灯の点滅、点灯はバッテリー単体の不調にとどまらず、オルタネーターやベルト類といった充電システム側にトラブルが起きているサインでもあるからです。

そのまま走行を続けると、電力が不足してエンジンが停止したり、オーバーヒートを起こしたりして、走行中に動けなくなってしまう可能性もあります。

ランプがついたときは、早急にできるだけ安全な場所に停車し、無理に走行を続けず、整備工場やロードサービスなどに相談しましょう。

「バッテリーを交換したばかりだから大丈夫」と考えず、警告灯が点灯した原因を確認することが大切です。

参考:バッテリー警告灯が点灯している時の対処法(JAF)


ライター:ハンダ タクロウ
ガソリンスタンド勤務を経験後、職業訓練校で自動車整備士資格を取得。その後も自動車業界に従事する傍ら、副業でWebライターとして活動。自動車業界の経験をもとに、カーライフやアウトドアなどを中心とした記事を執筆中。危険物取扱者乙種第4類、自動車整備士資格保有。


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