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「えっ、こんな傷あった?」お盆のSAで隣の車が…20分駐車中に起きた“悲劇”に30代女性困惑

  • 2026.8.28
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出典:PIXTA(※画像はイメージです)

元自動車整備技術アドバイザーの松尾です。

お盆の帰省シーズンは、高速道路だけでなくサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)も多くの車で混雑します。そんななか、ほんの20分ほどの休憩中に愛車をぶつけられ、相手がそのまま立ち去ってしまうケースもあります。

今回は、筆者の知人である30代女性・Hさんが、夫と子どもとともに帰省していた際に経験した、駐車中の「ドアパンチ」のトラブルを紹介します。

「これからまだ数時間あるのに」帰省途中で見つけたへこみ

お盆休みのある日、Hさん一家は実家への帰省のため、高速道路を長時間走行していました。渋滞が続いていたこともあり、子どももすっかり疲れた様子。そこで、トイレと食事を兼ねてサービスエリアに立ち寄ることにしたそうです。ところが、駐車場は多くの車で埋まっていました。空いている場所を探したものの、隣の車との間隔が比較的狭いスペースしか見つからなかったといいます。

「仕方ないけど、ここに停めよう」

そうして駐車したHさん一家は、20分ほど休憩。食事を済ませて車に戻ったところ、Hさんが助手席側のドアに見覚えのないへこみを見つけました。

「えっ、こんな傷あった?」

確認すると、ドアにはへこみだけでなく塗装が削れたような傷もあります。周囲を見渡しても、先ほど隣に停まっていた車はすでにいませんでした。

「まさか、ぶつけられた?」

相手の連絡先なども残されておらず、Hさんは困惑したといいます。

「これから実家まで、まだ数時間あるのに」

楽しみにしていた帰省が、一気に不安なものになってしまいました。

お盆のSAでは「ドアパンチ」が起こりやすい理由

サービスエリアの駐車場では、普段の街中とは違った状況が重なります。お盆期間は帰省や旅行で普段より多くの車が集まるうえ、子どもの乗り降りや大量の荷物の出し入れなども増えます。隣の車との間隔が狭い場所では、ドアを開けた際に接触してしまう可能性があります。風が吹いていたり、駐車場所の状況によってドアが想定以上に開いたりすることもあります。

また、混雑した駐車場では、駐車する車と出庫する車、人の往来などが重なります。短時間の休憩であっても、車の周囲ではさまざまな動きが起きています。Hさんの場合、相手が誰なのかは分からないままでしたが、少なくとも「駐車している間にも車のトラブルは起こり得る」ということを実感した出来事でした。

もし駐車中にぶつけられたら?まずは記録を残そう

Hさんは、傷を見つけたあと、慌てて車を動かすのではなく、まず傷の状態をスマートフォンで撮影しました。へこみや塗装の傷だけでなく、車を停めていた場所や周囲の状況も写真に残したそうです。こうした記録は、後から状況を確認する際に役立つ可能性があります。ドライブレコーダーに駐車監視機能がある場合は、映像が残っていないか確認することも大切です。映像によって相手の車両や接触時の状況が分かる可能性があります。

また、施設の管理者に状況を伝え、警察にも届け出ます。相手が分からない場合でも、「相手がいないから何もできない」と決めつけず、まずはできる範囲で状況の記録を残しておきましょう。さらに、修理費については加入している自動車保険の補償内容によって対応が異なるため、保険会社にも確認しておくと安心です。

旅行前には、ドライブレコーダーが正常に作動しているか、駐車監視機能が使える状態かを確認しておくのもおすすめです。お盆の帰省では、どうしても長距離運転や渋滞への対策に目が向きがちです。しかし、車を停めて休憩している時間にも、思わぬトラブルが発生することがあります。駐車するときは、可能であれば隣の車との間隔に余裕のある場所を選び、子どもが乗り降りする際や荷物を出し入れする際には、周囲を確認してからドアを開けるようにしましょう。

万が一、愛車の傷に気づいたときは、まず落ち着いて写真や時間、場所などを記録すること。そして、施設管理者や警察、保険会社などに相談しながら対応することが大切です。「少し休憩するだけ」のつもりでも、帰省中の安全への配慮は、駐車している間も続いています。家族旅行を最後まで楽しむためにも、走行中だけでなく、駐車中のトラブルにも備えておきたいものです。


ライター:松尾佑人(二級ガソリン自動車整備士・二級ジーゼル自動車整備士資格保有)
新卒で自動車整備業界に入り、約8年間整備に従事したのち、現役メカニックに向けた故障診断アドバイザーや各種講習の講師として活動。年間約1,200件の技術相談に対応し、電気回路や配線図の読み解きを基盤とした電子制御システムの解説を得意としている。


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