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元ガソリンスタンド店員が警告、月1回の空気圧チェックを怠ると高速走行中に起きる“思わぬ事態”

  • 2026.9.1
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

みなさん、こんにちは。元ガソリンスタンド店員でWebライターのハンダ タクロウです。

タイヤの空気圧は、普段あまり意識しない人も多いかもしれません。しかし、空気圧が低下すると燃費に影響したり、タイヤの早期摩耗にもつながったりするため、定期的なチェックが大切です。

私がガソリンスタンドで働いていた頃も、給油ついでに空気圧を確認すると、思っていた以上に空気が減っている車を見かけることもありました。

そこで今回は、元ガソリンスタンド店員の経験をもとに、タイヤの空気圧を管理することで得られるメリットや、チェックするタイミング、確認する際の注意点について紹介します。

タイヤの空気圧が低いと燃費に影響する?

タイヤ内の空気が抜けてしまうと、走行時の燃費性能は目に見えて悪化します。指定の数値を下回った状態のタイヤは、車重によって接地面のたわみが大きくなり、地面と接する際の転がり抵抗が増大してしまいます。

イメージとしては、つぶれたゴム製品を転がす場面を思い浮かべるとわかりやすいです。車体重量で変形したタイヤを無理に転がそうとすれば、当然ながらエンジンは通常以上のガソリンを消費して推進力を生み出そうとします。

その結果、同じ距離を進むだけでも余計にガソリンを消費してしまい、燃費の悪化を招くのです。

さらに、空気圧不足のままで走り続けると、タイヤが接する部分の圧力バランスが崩れ、タイヤの両端だけ早く擦り減る原因にもなります。中央の溝が十分に残っているにもかかわらず、両端だけ削れて早期買い替えを余儀なくされるケースも少なくありません。

だからといって「少しでも燃費を伸ばしたいから」と過剰に空気を入れるのもNGです。基本的には、運転席付近などに記載されている「指定空気圧」を守るのが鉄則。

ただし、タイヤの空気は自然と抜ける性質があるため、規定値よりほんのわずかだけ高めに調整しておくのも手です。車種や装着タイヤ、日頃の走行頻度によって最適な扱い方は変わってくるため、タイヤメーカーが提示している取扱案内などもチェックしてみましょう。

見た目だけでは判断できない?定期的なチェックが重要

タイヤの空気圧は、見た目だけでは判断できません。特に空気圧が少しずつ低下している場合、タイヤが明らかにつぶれているようには見えず、「まだ走れるだろう」と思ってしまうこともあります。

また、タイヤの扁平率によっても見え方は変わります。扁平率が高いタイヤはサイドウォールが厚いため、適正な空気圧でも接地部分がつぶれているように見えることがあります。

  • 扁平率が高い(厚みがある)タイヤ:側面のゴムに厚みがあるため、数値が適正であっても車体の重みでつぶれているように映りやすい
  • 扁平率が低い(薄い・扁平)タイヤ:側面のゴムが薄く硬いため、内部の空気が相当抜けていても外見の変化が出にくい

このように、視覚情報に頼った判断は誤りのもとになりやすいため、思い込みで判断せず、必ずエアゲージを用いて実際に数値として計測することが極めて重要です。

適正数値は、運転席のドア付近に貼り付けられている「空気圧表示シール」を見ればすぐにわかります。車種ごとに数値は異なるため、まずは愛車の指定圧を把握しておきましょう。

また、ご自身での作業に自信がない場合は、給油のタイミングでガソリンスタンドやカー用品店、タイヤ販売店のスタッフに確認してもらうと安心です。

なお、車に乗っていなくても空気は少しずつ減っていきます。全てが自然漏洩とは限りません。4本とも同じようなペースで減っていれば問題ないものの、1本だけ極端に数値が低い場合や、充填してもすぐに抜けてしまう場合は、釘踏みなどによるパンクが疑われます。「減っているから足しておこう」で片づけず、減り方に不自然さを感じた際は、すみやかに点検してもらいましょう。

タイヤの空気圧を確認するタイミングと注意点

タイヤの空気圧は、月に1回程度を目安に確認することが望ましいです。空気圧は時間の経過とともに自然に低下するため、定期的にチェックしておきましょう。

あわせて、高速道路の利用や長距離ドライブをする予定がある場合は、出発直前にも空気圧を確認しておくと安心です。空気圧が不足した状態で高速走行を続けると、タイヤがたわみやすくなり、発熱によってタイヤに負担がかかり、最悪の場合は走行中に破裂(バースト)を引き起こす恐れがあるためです。出発前に必要に応じて調整しておきましょう。

空気圧は、タイヤが冷えている状態で測るのが好ましいですが、給油などガソリンスタンドに立ち寄った際に確認してもらうこともできます。走行後はタイヤの温度が上がっているため、空気圧も高く表示される場合もあります。

自分で空気圧を調整するのが難しい場合は、無理に作業せず、スタッフに相談しましょう。高速道路や長距離ドライブの予定がある場合は、そのこともスタッフに伝えておきましょう。また、あわせてタイヤの状態も確認してもらうと、より安心して走行できます。

参考:
パンクしたらどうしたらいい?対処の仕方や予防方法の解説(株式会社ブリヂストン)
タイヤの空気圧の適正値はどれくらい?目安や確認方法、入れ方を紹介します(株式会社ブリヂストン)


ライター:ハンダ タクロウ
ガソリンスタンド勤務を経験後、職業訓練校で自動車整備士資格を取得。その後も自動車業界に従事する傍ら、副業でWebライターとして活動。自動車業界の経験をもとに、カーライフやアウトドアなどを中心とした記事を執筆中。危険物取扱者乙種第4類、自動車整備士資格保有。


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