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借りたイヤリングを失くした私が、残った片方を出品するまで

  • 2026.8.4
ハウコレ

友人から借りた水色のイヤリングは、結婚式の帰りに片方だけなくなりました。

謝る代わりに返却を先延ばしにし、残った片方まで出品した数日後、出品ページのアドレスが友人から届きました。

式のために借りた水色

結婚式に付けていくアクセサリーがなく、学生時代からの友人に相談しました。友人は自分で作ったイヤリングをいくつも見せてくれ、その中から私は水色の1組を選びました。

「これ、本当に借りていいの?」と聞くと、友人は「式が終わったら返してくれたらいいよ」と小箱ごと渡してくれました。会場では鏡を見るたび、耳元の水色を確かめていました。

二次会の帰りに消えた片方

二次会の帰り、タクシーを降りて右耳に触れると、イヤリングが金具ごとなくなっていました。来た道を戻り、会場にも連絡しましたが見つかりませんでした。

式の写真を添えて友人へお礼を送ったときも、失くしたことだけは書けませんでした。手作りのため、同じものを用意することはできず、片方だけ返す勇気もありませんでした。友人から返却を頼まれるたび、「ごめん、もう少し待って」と答え、謝る機会を自分で減らしていきました。

出品ボタンを押した理由

小箱を開けるたび、残った片方が目に入りました。やがて、いっそのこと手元からなくせばこの件を考えずに済む気がして、片方を出品することに決めました。両方失くしたことにすれば、お金で弁償する流れに変えられるとも思っていました。

私は「片方のみのハンドメイド品」として出品し、売れたお金は弁償に足せばいいと自分に言い聞かせました。ところが数日後、友人から出品ページのアドレスと一緒に、「これ、私が作ったものだよね」と届きました。

そして...

私はすぐに電話をかけ、片方を失くしたことと、残った片方を出品したことを認めました。「返せなくなって、どうしていいかわからなかった」と伝え、出品を取り下げました。

残った片方と弁償のお金を送りましたが、お金は封筒ごと戻ってきました。言えなかったのではなく、言わないことを選び続けていたのだと分かりました。

友人からの連絡は、あれきりありません。出品を取り下げても、失くした片方も、返却を先延ばしにした数か月も戻せませんでした。

(20代女性・販売職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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