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「来てもらうのに文句があるのか」結婚式のご祝儀を巡り夫と揉めた。半年後、自分たちが呼ばれる側になって気づいた勘違いとは

  • 2026.8.1

子ども用の椅子を三脚

式の準備で最後まで手がかかったのは、席まわりでした。担当の方と一覧を突き合わせて、卓ごとに人数と料理を決めていきます。

夫の叔父の家族は、夫婦と子どもが3人。

子ども用の椅子を三脚と、年齢に合わせたプレートを三種類お願いしました。

「引き出物は、ご夫婦で一つでよろしいですか」

「お願いします。お子さんには、別にご用意します」

コースは、いちばん上のプランにしていました。せっかく来てもらうのだから、そこは削らないと決めていたんです。

招待した方の人数は、そのまま席の数と料理の数になります。表に書き込みながら、卓ごとの合計を出していきました。

読み上げただけだった

事前に納めていただいたご祝儀の一覧が届いたのは、その夜でした。

夫に画面を見せて、上から順に読み上げていきます。

「大人2人と子ども3人で、3万円です」

夫は箸を止めませんでした。画面をこちらに向けたまま、少し待ちました。

「来てもらうのに文句があるのか」

「文句じゃなくて、席と料理の数を数えてただけ」

「叔父さんは、車で二十分のところからわざわざ来てくれるんだぞ」

その日は、それ以上言いませんでした。

一覧を閉じて、席次表の作業に戻ります。

式は無事に終わりました。

叔父の家族は最後まで残ってくれて、子どもたちは背の高い椅子に座って、プレートをきれいに食べてくれました。

半年後のご祝儀袋

変わったのは、半年ほど経ってからです。

夫の同僚の式に招かれて、二人で出席することになりました。

「これ、いくら入れる?」

夫がご祝儀袋を持って、テーブルの前に座りました。筆ペンと下敷きが、出したままになっています。

「二人で行くなら、いくらだと思う?」

夫はしばらく袋を見ていました。それから、指を折って数えはじめます。

「席が二つで、料理が二人分で、引き出物が……」

そこで手が止まりました。ペンを置いて、こちらを向きます。

「あのとき数えてたのは、これか」

「そう。それだけの話だったの」

夫は袋を置いて、少しのあいだ黙っていました。膝の上で指を組み直してから、小さく息を吐きます。

「あのときは、悪かった」

「もういいよ。今日はちゃんと数えて包もう」

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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