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16歳の教え子と“禁断の恋”、学生ラブコメを駆け抜けた【イケメン俳優】のキャリア初期

  • 2026.8.7
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2018年7月、初の写真展『unreleased』記念イベントに出席した竹内涼真(C)SANKEI

高校生の教え子から突然、恋の猛アタックを受ける。2018年公開の映画『センセイ君主』で、竹内涼真が演じたのは、16歳の女子高校生・佐丸あゆはに思いを寄せられる数学教師・弘光由貴だった。

生徒と教師という簡単には越えられない一線があるうえ、弘光は冷静でひねくれ者。あゆはがどれほど真っすぐにぶつかってきても、甘い言葉で応えるような人物ではない。

そんな難しい役を、竹内はラブコメ映画初主演作で演じた。しかも、そこへ至るまでのキャリア初期を振り返ると、高校生、大学生、そして教師と、学生時代の恋愛をさまざまな立場から経験している。

16歳の教え子に迫られる“落ちない先生”

浜辺美波が演じたあゆはは、恋に全力で突っ走る女子高校生。弘光に恋をすると、教師と生徒という関係にもひるまず、正面から思いをぶつけていく。対する弘光は、感情を簡単には表に出さない。あゆはの勢いに流されるのではなく、一定の距離を保ちながら、その本気を見つめている。

竹内の爽やかさを前面に押し出すだけなら、もっと分かりやすい“理想の先生”にもできたはずだ。しかし弘光には、何を考えているのか読みにくい冷たさと、大人として一線を守ろうとする理性がある。

だからこそ、時折見せる優しさや動揺が際立つ。教え子に振り回されるラブコメの楽しさと、簡単には恋に進めない緊張感。その両方を背負う役が、竹内にとってラブコメ映画初主演となった。

甲子園を目指す高校生は、恋にも真っすぐ

教師役をする2年前、竹内は高校生役で恋をしていた。2016年公開の映画『青空エール』で演じたのは、野球部員の山田大介。土屋太鳳が演じた吹奏楽部員・小野つばさと出会い、それぞれの夢を追いながら距離を縮めていく。

大介は甲子園を目指し、つばさは吹奏楽で野球部を応援することを夢見る。2人の関係は、最初から恋だけに向かうものではない。挫折しそうなときに支え合い、相手の存在を力に変えながら前へ進んでいく。

ここでの竹内は、感情を隠す弘光とは対照的だ。悔しさも憧れも真っすぐで、好きな人の夢まで一緒に応援しようとする。恋をしたから夢を忘れるのではなく、恋があるからもう一度走り出せる。汗と吹奏楽の音が似合う青春の中で、竹内の持つ素直な熱さが大介の魅力になっていた。

大学生の恋は“大人になること”と重なった

翌2017年放送の日本テレビ系ドラマ『過保護のカホコ』では、画家を目指す大学生・麦野初を演じた。高畑充希が演じた根本加穂子は、両親の愛情を一身に受け、極端なほど大切に育てられた大学生。初はそんな加穂子に、世の中の厳しさを容赦なく突きつける。

『青空エール』の大介が隣で励ます人物なら、初は相手を安全な場所から連れ出す人物だった。

耳に痛いこともはっきり言う一方、加穂子が自分の意思で歩き始めると、その変化を誰より近くで見守る。2人の恋は、胸が高鳴るだけの関係ではなく、家族から自立し、自分の人生を選ぶ過程と重なっていく。

竹内はここでも、ただ優しいだけの恋人役には収まらなかった。不器用さや孤独を抱えながら、相手と向き合うことで初自身も変わっていく。高校生の爽やかな純愛から一歩進み、恋によって大人になっていく青年を見せた。

高校生から教師へ、恋の立場が逆転

『青空エール』では夢を追う高校生、『過保護のカホコ』では自立を模索する大学生、そして『センセイ君主』では16歳の教え子に迫られる教師。

わずか数年の間に、竹内は学生恋愛の当事者から、それを受け止める大人へと立場を変えた。

役柄が変わっても共通しているのは、相手との距離が少しずつ変化していく過程だ。隣で励ます、厳しい言葉で背中を押す、越えてはいけない一線を前に立ち止まる。作品ごとに異なる距離感が、竹内のラブストーリーを形作っている。

16歳の教え子から真正面に思いをぶつけられても、簡単には落ちない弘光。その冷静な教師の姿には、高校生や大学生として恋に悩んできた竹内のキャリアが、どこか反転して映っているようにも見える。

学生ラブコメを駆け抜けた先で、今度は“大人”として恋を受け止める。その鮮やかな立場の変化こそ、竹内涼真の映画初主演作をより印象深いものにしていた。


※記事は執筆時点の情報です

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