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「私が若い頃は」で有給を邪魔してくるお局、部長の一言で状況がひっくり返った話

  • 2026.8.1
ハウコレ

「有給ねぇ」私に向けられていた先輩のあの声が、今度は後輩に降りかかっていました。

それを部長のひと言が止めた瞬間、"有給は権利"という言葉の重さを、私は初めて本当の意味で理解したんです。思い返せば、申請書を出した私にも、先輩は中身を見ようともせず、口の端だけを上げたのでした。

「有給ねぇ」から始まった小言

用紙に押した印鑑がまだ乾かないうちでした。

「有給ねぇ。私が若い頃は、そんな余裕なんてなかったけどね」

先輩は隣のデスクからそう投げてきました。友人の結婚式の日程を書き込んだだけの、ただの申請書です。私は書類を課長のトレイに置いて、そのまま席へ戻りました。同じフロアの空気が少しだけ重くなったように感じました。

同じ小言を、また別の後輩に

数日後、私は食堂の入口で立ち止まりました。先輩が新人の子に向かって、「今の子は恵まれてるわよね」と笑っているのが聞こえたからです。新人の子はコップを両手で握ったまま、何も言い返すことができていませんでした。

あの日、申請書を出したときに投げつけられた言葉と、まったく同じ声色でした。「自分さえ我慢すればいい」と思っていた小言が、その瞬間、我慢していい種類のものではないと気づきました。私はそのまま部長のところへ向かいました。

「あの、ご相談があるのですが」

有給、と切り出す前に、部長はうなずいて椅子を勧めてくれました。

部長がミーティングで口にした一言

翌週の朝礼で、部長は資料も見ずに全員の顔を見渡しました。

「有給は権利です。理由も気兼ねもいりません」

それだけを言って、部長は次の議題へ進みました。先輩は半分開いた口のまま、机の一点を見ていました。誰も先輩の方を見ていないのに、フロア全体の空気が変わったのが分かりました。

そして...

そして私は、友人の結婚式当日に有給を使い、白いドレスの前で心から拍手を送ることができました。職場で休みをもらうときも、以前より言いやすくなった気がします。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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