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「もったいない」と切るのは逆効果?エアコンのニオイを防ぐ、冷房シーズン終わりのひと手間

  • 2026.8.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

冷房がフル稼働する7~9月。スイッチを入れた瞬間に流れてくるカビ臭いニオイに、思わず顔をしかめた経験はありませんか。

あのニオイばかりは業者に頼むしかない…そう考えて、毎年やり過ごしている方は少なくないはずです。ただ、来夏のエアコンの状態を決めているのは、じつは今年の「切り方」かもしれません。

ポイントは、エアコンの「内部クリーン」を切ったままにしないこと。心地よくエアコンを使い続けるために、やってほしいリモコン設定の見直し方法を紹介します。

冷房が動いているのに、ランプが消えている

住宅営業マン時代、夏場にお客さま(40代、女性)の家に伺ったときの話。

冷房が動いているのに、リモコンの画面から「内部クリーン」のランプが消えていました。この機能が「切(オフ)」になっているサインです。

理由を尋ねると、「掃除したいときだけつければいいと思って」という答え。同じ言葉を、私は何度も聞きました。「クリーン」という響きが、この機能をフィルター掃除の仲間だと思わせてしまうのでしょう。

30代の共働きのご家庭では、「切ったのに動き続けるのが気になって」「誰もいないのに、もったいない」と、節電目的で「切」にしていたケースもありました。

けれど内部クリーンは、冷房を使う時期にこそ活用したい機能です。私は理由を説明して、「入(オン)」に戻していただいていました。

その正体は、掃除ではなく「ドライヤー」

熱交換器(空気を冷やす金属の部品)をはじめとするエアコン内部の部品は、冷房中に冷たくなっています。冷たい飲み物のコップに水滴がつくのと同じで、冷えた部品には結露が生じます

その水はドレンホースと呼ばれる管から排出されますが、内部の湿り気はすぐに消えません。運転を止めた直後のエアコンの中は、カビにとっては好都合の環境です。

内部クリーンは、このぬれた内部を送風や暖房で乾かす機能。役割としては、掃除機よりドライヤーに近く、フィルターの自動お掃除機能とは別ものです。

参考:内部クリーンをするとフィルターも掃除しますか(ダイキン工業)

冷房を切る前の1分で、来夏が変わるかも

冷房や除湿を使う季節は、内部クリーンを「入」にしておくのがおすすめ。「電源を切ったのに動いている」状態は、内部クリーンによる乾燥中であることがほとんどです。

ただし、名称も動き方も機種によって異なり、機能そのものがない機種もあります。設定の手順はお手元の取扱説明書で確認してください。

「もったいない」の正体は、1回あたり数円

動作時間は約80~140分(ダイキン工業)、あるいは約40分~240分(パナソニック)と、メーカーや機種によって幅があります。電気代にも幅があり、1回あたり2~4円程度(ダイキン工業)、あるいは約1.7円(パナソニック)と案内されています。

ちなみに「入」にしていても、毎回必ず動くわけではありません。冷房や除湿の運転が短時間だったときや、おやすみタイマーで停止したときは働かない機種もあります。

また、乾かすあいだは室温や湿度が上がったり、一時的にニオイが出たりすることがあります。そのため、人がいないときに使うことをすすめているメーカーもあります。

参考:内部クリーンとは(ダイキン工業)
参考:エアコンの内部クリーン運転のしくみと運転条件は(パナソニック)

予防はできても、掃除にはならない

内部クリーンは、万能ではありません。乾かすのはあくまで予防です。

カビがまったく生えなくなるわけではありませんし、すでに繁殖したカビを落とす力もありません。

予防では足りなくなったら、エアコンクリーニングを検討してみてください。

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全部をプロに預けなくてもいい

エアコンのカビは業者に頼むしかない――そう諦める前に、ユーザーにもできる対策を試してみてください。

プロに任せる領域はもちろんありますが、来夏のニオイを軽くする余地は、今夏のエアコンの切り方のなかにもあります。

この記事を読み終えたら、リモコンや本体の設定を確かめてみましょう。リモコンの設定を見直すくらいのことなら、今日からでもできますよね。

内部クリーンが「入」になっているか見直すひと手間が、来夏のあなたを助けてくれるかもしれません。

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ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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