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妻「5階なのに…どこから?」米袋に親指サイズの穴、そばには1cmの細長い黒い粒…発覚した“犯人”に絶句

  • 2026.9.25
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

しかし、配管のわずかな隙間から、ネズミが上の階まで入り込むことがあります。今回は、築30年マンションの最上階でネズミの被害に遭い、侵入口をふさぐまでに十数万円かかったAさんの事例を紹介します。

米袋の穴と黒い粒、天井裏を走る音

Aさん(48歳・自営業)は妻と大学生の息子の3人で、築30年の分譲マンションの最上階に暮らしています。米は買ってきた袋のまま台所の隅に置いていました。去年の10月のある朝、妻が台所の床に散らばる米粒を見つけます。

米袋の底に親指ほどの穴が開き、そばに1cmほどの細長い黒い粒が落ちていました。黒い粒は、どう見てもネズミのフンでした。床の粒を見つめて妻が尋ねます。

「5階なのに、どこから入ってくるの?」

その日の夜、寝室にいると天井裏を何かが走る音がしました。翌朝、音の正体が気になったAさんは、浴室の点検口から天井裏をのぞきます。すると断熱材の上に、台所と同じ黒い粒が散らばっていました。

管理会社への電話と、業者が見つけたシンク下の隙間・十数万円

Aさんは管理会社に電話をかけました。事情を伝えると、管理会社の担当者はこう答えます。

「恐れ入りますが、お部屋の中の駆除は、お住まいの方で業者を手配していただくことになります。共用部分の配管スペースは、こちらで点検しておきます」

Aさんは害獣の駆除の専門業者に調査を頼みました。数日後に来た駆除業者の担当者は、シンク下を懐中電灯で照らします。すると配管を通す穴のパテ(充填材)が崩れ、指が入る隙間ができていました。洗面所の配管まわりも同様です。

隙間を指さして駆除の担当者が言いました。

「ここから入っていますね。クマネズミです。高い所に登るのが得意で、1.2cmの隙間があれば通り抜けます。寒くなる10月から11月に家の中へ入り込むことが増えるんです」

駆除の担当者は隙間に金属たわしを詰めてパテで固め、天井裏に粘着シートを置きました。駆除の担当者によると、クマネズミは警戒心が強く新しい物をしばらく避けるそうで、シートにかかったのは3週間後でした。

調査や隙間の補修、駆除作業などで、費用は十数万円になりました。以後は米や乾物を袋のままでは置かず、ふた付きの容器に移しています。

黒い粒や物音に気づいたら見る場所と、隙間のふさぎ方

床の黒い粒や天井裏の物音に気づいたときは、シンク下と洗濯機の防水パン(水漏れを受けるプラスチックの皿)の奥を懐中電灯で照らしてみましょう。配管穴のまわりに隙間がないかを確認します。クマネズミは1.2cmの隙間で通り抜けるため、指が入る穴は速やかにふさいでください。

ふさぐときは、かじられにくい金属たわしや金網を詰め、上からパテで固めます。食品は袋のまま置かず、ふた付きの容器に入れましょう。また、共用部分の配管スペースや外壁の穴が疑わしいときは管理会社へ相談してください。特に天井裏など高い所の作業は、無理をせず業者に頼みましょう。

参考:ねずみ対策 ~クマネズミってご存知ですか?~(東京都多摩府中保健所)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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