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【医師で2歳児の母】美容皮膚科医が教える夏休みの親子おでかけ術!紫外線&熱中症から子どもを守る「現実的な対策」とは?

  • 2026.7.28

夏休み・・・親子でのお出かけを予定されている方も多いと思います。
ただ、これだけ暑くて日差しも強いと、子どもの体調が心配になってしまいますよね。
どんなところに気を付けてあげればいいの?
ミサクリニック六本木本院院長の寺井美佐栄先生の解説です。

医師が感じた、親子で気を付けるべきポイントとは?

夏休みは、旅行やレジャー、帰省、水遊びなど、親子で外出する機会が増える季節です。
一方で、この時期は1年の中でも紫外線量が多く、気温や湿度も高いため、肌トラブルや熱中症のリスクが高まります。
私は美容皮膚科医として日々の診療を行う一方、2歳の子どもを育てる母親でもあります。
実際に子どもと外出すると、
「日焼け止めを塗っても汗ですぐ落ちてしまう」
「帽子を嫌がる」
「遊びに夢中になって水分補給を忘れてしまう」
といった場面を経験してきました。
今回は、美容皮膚科医としての知識と、子育て中だからこそ実感している経験を交えながら、親子で夏を安全に楽しむために実践したい紫外線対策と熱中症対策についてご紹介します。

なぜ?子どもの肌が大人以上に紫外線のダメージを受けやすい理由

子どもの肌は大人よりも皮膚が薄く、バリア機能もまだ十分に発達していません。
そのため、紫外線による刺激を受けやすく、強い日焼けは赤みや炎症、水ぶくれなどの原因になることがあります。
また、紫外線は日焼けだけではなく、シミやしわなどの光老化にも深く関わっています。
幼い頃から紫外線対策を習慣にすることは、将来の肌を守るためにも大切です。
だからといって、一日中室内で過ごす必要はありません。
夏ならではの体験は、お子さんの成長にも欠かせないものです。
大切なのは、外で遊ばないことではなく、「肌を守りながら楽しむこと」です。

【選び方】SPF・PAの高さだけじゃない!子どもの肌と利用シーンに合わせた日焼け止めの基準

日焼け止めを選ぶ際、「SPFやPAが高いものを選べば安心」と思われがちですが、実際には外出時間や過ごし方、肌質に合わせて選ぶことが重要です。
短時間のお散歩や買い物であれば、日常使いしやすいものでも十分な場合があります。
一方で、海やプールなど長時間屋外で過ごす日は、より高い紫外線防御効果が期待できるものを選ぶと安心です。
また、小さなお子さんや敏感肌の方は、肌への負担が少なく、毎日使いやすい処方のものを選ぶことも大切です。
私自身も、「肌本来の力を引き出す守りのケア」を大切にしたいという思いから、敏感な肌にも毎日使いやすい処方を目指してUVケア製品の開発に携わったことがあります。
施術後の繊細な肌や敏感肌はもちろん、小さなお子さんにも使いやすいよう、肌へのやさしさを意識した設計とすることを目指し、患者様にも高評価をいただいております。
もちろん、製品によって特徴はさまざまです。
大切なのは特定の商品を選ぶことではなく、ご自身やお子さんの肌に合い、毎日無理なく使い続けられる日焼け止めを選ぶことです。

日焼け止めは「2~3時間ごと」の塗り直しが肝心!無理なく習慣化するコツ

診療でも患者さんによくお伝えしていますが、日焼け止めは一度塗れば一日中効果が続くものではありません。
汗をかいたり、タオルで拭いたり、水遊びをしたりすると、どうしても落ちてしまいます。
夏のおでかけでは、2~3時間ごとを目安に塗り直すことをおすすめします。
特に水遊びや大量に汗をかいた後は、できるだけ早めに塗り直しましょう。
私も子どもと外出するときは、小さいサイズの日焼け止めをバッグに入れ、
「おやつの時間」
「お昼休憩のタイミング」
など、塗り直す時間を決めています。
習慣化すると、意外と負担なく続けられます。

日焼け止めだけに頼らない!帽子・UVカット服・時間帯の工夫で紫外線リスクをカット

紫外線対策というと日焼け止めばかりに目が向きがちですが、帽子や衣類を上手に活用することも大切です。
つばの広い帽子は顔や首への紫外線を軽減できますし、通気性の良い長袖やUVカット機能のある衣類も役立ちます。
また、紫外線量が最も多い午前10時から午後2時頃は、木陰で休憩したり、屋内施設を利用したりするなど、過ごし方を工夫するだけでも肌への負担を減らすことができます。

【熱中症対策】「喉が渇く前」の水分・塩分補給とベビーカーの照り返し対策

子どもは遊びに夢中になると、喉の渇きに気付きにくいものです。
「喉が渇いた?」と聞くよりも、30分~1時間ごとを目安に保護者が声をかけ、水分補給の時間を作ることをおすすめします。
たくさん汗をかいた場合には、水分だけでなく適度な塩分補給も意識しましょう。
また、ベビーカーは地面から近いため、大人が感じる以上に高温になっていることがあります。
日陰で休憩を取り入れたり、保冷グッズを活用したりしながら、お子さんの様子をこまめに確認してください。
顔が赤い、ぐったりしている、機嫌が悪い、普段より元気がないと感じたら、無理をせず涼しい場所へ移動し、水分補給を行うことが大切です。

「外遊びを控える」から「正しく守って楽しむ」へ!小さな対策の積み重ねで楽しい夏休みを

夏休みは、お子さんにとっても、ご家族にとっても特別な思い出をつくる大切な時間です。
だからこそ、「外遊びを控える」のではなく、「肌や体を守る工夫をしながら思い切り楽しむ」という考え方をおすすめしたいと思います。
私自身も母親として毎日試行錯誤していますが、日焼け止めを塗る、帽子をかぶる、こまめに水分補給をする、暑い時間帯は無理をしない、こうした小さな積み重ねが、お子さんの健康と将来の肌を守ることにつながります。
ぜひ今年の夏は、ご家族それぞれに合った紫外線対策と熱中症対策を取り入れながら、安全で楽しい夏休みを過ごしてください。

[執筆者]


寺井美佐栄先生
ミサクリニック六本木本院院長

産業医科大学医学部卒業後、医療機関にて経験を積み、美容皮膚科へ転身。
10年にわたり複数の大手美容皮膚科クリニックで院長を歴任し、豊富な症例経験と技術力を培う。
2022年にミサクリニック六本木本院を開院し、メスを使わず“ナチュラルな美しさ”を引き出す施術に定評があり、特に切らないたるみ治療やクマ取りなどのエイジングケアを得意とする。
YouTubeなどでの情報発信にも力を入れ、患者目線に立った分かりやすい解説にも定評。患者一人ひとりに寄り添った美容医療を提供している。

MiSA Clinic六本木本院
https://misa.clinic/

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