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「シェードさえ立てておけば…」37歳パート女性、7月の午後に車へ乗り込んで直面した“誤算”

  • 2026.8.20
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。夏の猛暑が続く時期、屋外に停めた車へ乗ろうとして、車内のあまりの暑さに驚いた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

特に小さな子どもを乗せるご家庭では、車内の高温対策に気を配りたいところです。今回はサンシェードを使用していたにもかかわらず、真夏の車内の暑さに悩まされた女性のエピソードから、日よけの本来の役割と熱気対策を紹介します。

日よけを立てていれば車内は暑くならないという誤解

郊外のマンションで夫と長女の3人で暮らすEさん(37歳・パート)は、屋根のない平置き駐車場を借りています。この春に長女が保育園に入園したことを機に、毎日の送迎や買い物で車を使う生活が始まりました。

夏が近づくと、Eさんはフロントガラスの内側にサンシェードを立てるようになります。直射日光を遮りさえすれば、駐車中に車内が暑くなるのを防げると考えてのことです。

しかし、7月の午後に送迎へ出かけようと車に乗り込むと、むせ返るような熱気がこもっていました。ハンドルは触れないほど熱く、すぐに運転できる状態ではありません。

真夏の車内環境については、JAF(日本自動車連盟)が2012年8月に行った車内温度のテスト結果が参考になります。気温35℃の状況で対策をしていない黒い車を駐車した場合、車内の温度は最高57℃まで上がっていました。

テスト結果が示すサンシェード本来の役割

JAFのテストデータによると、対策をしていない車のダッシュボード(運転席の前にある計器類などが配置されたパネル)は最高79℃に達していました。一方でサンシェードを装着した車は、ダッシュボードの温度が52℃に抑えられています。

ところが、車内の温度に目を向けると、サンシェードを付けていても最高50℃まで上がっていました。サンシェードの主な役目は直射日光が当たるダッシュボードまわりを守ることであり、駐車中の車内全体の温度はどの対策でも大きくは下げられないのです。

「シェードさえ立てておけば、車の中も暑くならないと思っていました」

そう振り返るEさんは、乗る前の手順を見直すことにしました。

乗車前に熱気を逃がす手順と真夏の注意点

現在のEさんは、車に乗り込む前にドアと窓を開けて、こもった熱気を先に逃がしています。長女を乗せるのはそのあとです。エアコンをつけて窓を開けたまま走り出し、熱気が抜けたところで窓を閉めます。

サンシェードは、ダッシュボードの熱さや日焼けを防ぐ道具として使い続けています。車で出かける機会の多い夏は、乗車の前にドアや窓を開けて、こもった熱気を逃がしてから乗り込んでみてください。

ダッシュボードの上は高温になるため、スマートフォンや食品などを置いたままにしないことも忘れずに。そして、買い物などの短い時間であっても、子どもを車内に残してはいけません。

日よけがあっても、真夏の車内は大人でも耐えがたい暑さになります。

参考:
真夏の車内温度(JAF)
夏の駐車時、車内温度を最も早く下げる方法は?(JAF)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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