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夏休み、マンション玄関前に自転車2台を置いたら…44歳妻が貼り紙で突きつけられた“痛すぎる出費”

  • 2026.8.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。子どもの成長にあわせて、家庭の自転車は増えていきます。

駐輪場に収まらない分をどこに置くかは、マンションでは悩ましい問題です。今回は、増えた自転車の置き場所をめぐって、共用部分のルールと向き合うことになった家族の事例を紹介します。

1住戸2台の登録制、家の自転車は4台に

Nさん(44歳・会社員)は、夫と中学生の長男、小学生の長女の4人家族です。築16年・総戸数80戸のマンションの5階に住んでいます。駐輪場は登録制で、1住戸につき2台までと決まっていました。

入居時は夫婦の2台で足りていましたが、長男が部活で、長女が塾で自転車に乗るようになり、必要な台数は4台に増えます。追加の登録を申し込むと空きはなく、順番待ちになりました。

あふれた2台は、玄関前のアルコーブ(共用廊下から少し引っ込んだ、玄関先のスペース)に置くことにします。夏休みに入り、部活と塾で2台とも毎日使っていました。

掲示板の貼り紙が知らせた「避難の通り道」

同じころ、ほかの階でも廊下やアルコーブに自転車を置く家庭が出てきていました。管理組合は掲示板への貼り紙と全戸配付のお知らせで、駐輪場以外の場所に自転車を置かないよう周知します。

お知らせには、理由も書かれていました。マンションの使用細則は、自転車を駐輪場以外に置かないことを定めています。廊下やアルコーブは、火災のときに逃げるための通り道でもあるためです。

消防法も、避難に必要な通路に物が置かれて支障が生じないよう管理することを、建物の管理に責任を負う立場である管理組合の側に求めています。アルコーブは玄関前を専用に使える共用部分ですが、通り道である点は変わりません。

Nさん一家は、2台を敷地の外へ移すことにしました。近くの月極駐輪場は1台につき月2,000円で、2台で年間48,000円の負担になります。敷地内の順番待ちに空きが出るまでは、月極駐輪場の契約を続けることになるでしょう。

台数が増える前提で駐輪場を確かめる

マンションの購入や入居の前に、駐輪場の登録台数の上限と空き状況を確認してみてください。子どもの成長で台数が増えることまで見込んで数えておくと、入居後に置き場所で困らずに済みます。

現在の待ち件数は、仲介会社や管理会社に聞けば調べてもらえます。登録できない自転車が出たら、敷地の外の月極駐輪場を早めに探し、その費用を家計の予算に組み込んでおきましょう。

参考:マンション標準管理規約(単棟型)・同コメント(国土交通省)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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