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「誰だろう?」自宅にゴルフネットを設置した50代男性→突然、“予想もしなかった訪問者”に青ざめたワケ

  • 2026.9.5
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

戸建て住宅を購入すると、「自分の庭だから、ある程度は自由に使える」と考える方もいるのではないでしょうか。家庭菜園を楽しんだり、子どもと遊んだり、趣味のスペースとして活用したりと、庭のある暮らしにはさまざまな楽しみ方があります。

しかし、自分の敷地内で完結しているつもりでも、「音」や「におい」などは敷地の外へ広がってしまうことがあります。

今回は、自宅の庭にゴルフ練習用のネットを設置した50代男性Aさんのエピソードをご紹介します。近隣へ迷惑をかけないよう対策したつもりでしたが、思いもよらないことから近隣トラブルへ発展してしまったそうです。

念願だった「自宅でのゴルフ練習」

私の知り合いのAさんは、ゴルフが趣味の50代男性です。休日になるとゴルフ練習場へ足を運んでいましたが、車での移動や練習にかかる費用を考えると、毎回気軽に行けるわけではありません。庭を眺めるたびに、「ここで少しでも練習できたら楽なんだけどな」と以前から考えていたそうです。

そこでAさんは、自宅の庭にゴルフ練習用のネットを設置することにしました。

ただし、最も心配だったのが、打ったボールが敷地の外へ飛び出すことです。隣家の窓や駐車している車などに当たれば、大きなトラブルになりかねません。

そのため、ボールを十分に受け止められる大きさのネットを選び、打つ方向や設置位置にも気を配ったといいます。

設置を終えた休日、Aさんはさっそくクラブを手に庭へ出ました。芝生の上にボールを置き、ネットとの距離を確認してから軽くスイングします。打ったボールを、狙いどおりネットがしっかりと受け止めました。

「これならボールも外に出ないし、わざわざ練習場まで行かなくてもいい」

Aさんは安心し、最初のうちは休日の日中に短時間、アプローチの練習をする程度にしていました。思い立ったときに庭へ出て、すぐにクラブを握れる。ゴルフ好きのAさんにとって、自宅にできた練習スペースは理想的な環境だったそうです。

気付かないうちに増えていた「カツッ」「ドン」という音

自宅での練習に慣れてくると、Aさんが庭へ出る回数は徐々に増えていきました。最初は休日に軽くアプローチ練習をする程度でしたが、いつでも練習できる気軽さもあり、次第にクラブを握る時間が長くなっていったそうです。

さらに、ネットがしっかりボールを受け止めてくれるという安心感から、少しずつ力を入れてスイングするようになりました。

「カツッ」

クラブがボールを捉える音に続いて、

「ドン」

ボールがネットに当たる音が響きます。

Aさんは目の前で聞いていたため、それほど大きな音だとは感じていませんでした。

しかし、Aさんの自宅があるのは、戸建て住宅が並ぶ比較的静かな住宅街。休日の日中は車の往来も少なく、庭から聞こえる打球音が周囲まで響くこともありました。

「カツッ」「ドン」という音も、一度だけならそれほど気にならなくても、何度も繰り返されると耳につくことがあります。それでもAさんが気にしていたのは、ボールがネットから飛び出していないかということでした。

打つたびにボールがネットの内側に収まっているのを見て、「これなら大丈夫」と安心していたそうです。

ところが、ある休日。いつものように庭で練習していたAさんのもとに、思いもよらない訪問者がやってきました。

いつものように練習していると、突然警察官が…

ある休日、Aさんはいつものように庭へ出て、ゴルフの練習をしていました。何球か続けて打ち、次のボールを置こうとしていたときのことです。

突然、自宅を訪ねてきた人がいました。

「誰だろう?」

練習を中断して玄関へ向かうと、そこに立っていたのは警察官でした。予想もしなかった訪問者を前に、Aさんは一瞬何が起きたのか分からなかったそうです。

ボールが敷地の外へ飛び出した覚えはありません。隣家の窓や車などを傷つけたわけでもなく、思い当たることがありませんでした。

警察官から事情を聞いて、Aさんはさらに驚きます。近隣住民から「ゴルフをしているような音が繰り返し聞こえて気になる」と、騒音について相談が寄せられていたのです。

「騒音…ですか…?」

Aさんは、ボールが外へ飛び出さないよう十分に対策したつもりでした。それだけに、まさか「音」が原因で警察官が自宅を訪ねてくるとは考えてもいなかったといいます。

しかし、ネットで防いでいたのは、あくまでボールが敷地外へ飛び出すリスクです。クラブがボールを捉える「カツッ」という音や、ボールがネットへ当たる「ドン」という音まで防げていたわけではありません。

その日はそのまま練習を切り上げたAさん。

警察官が帰ったあとも、「近所の誰かがずっと気にしていたのか…」という思いが頭から離れず、それまで何とも思わなかった庭でクラブを振ることに気を使うようになったそうです。

「ボールさえ飛び出さなければ大丈夫」と思っていたことを後悔

その後、Aさんは自宅でのゴルフ練習の方法を見直しました。

庭では大きな打球音が出にくいパター練習のみにとどめ、ボールを打ち込む練習をしたいときには、以前のようにゴルフ練習場へ足を運ぶようになったそうです。

せっかく費用をかけて設置したゴルフネットも、当初思い描いていたように気軽に使うことはなくなりました。

何よりAさんが気にするようになったのは、近所の目です。一度警察官が訪ねてきたことで、「また音が気になると思われるのではないか」と意識するようになったといいます。

「ボールさえ敷地の外へ飛び出さなければ大丈夫」と考えていたAさん。自宅の庭で楽しむ趣味だからこそ、飛球だけでなく、音が周囲へどのように伝わるのかまで考えておけばよかったと後悔しているそうです。

自宅の庭でも「飛球」と「騒音」の両方への配慮が大切

自宅の庭にゴルフ練習用ネットを設置すれば、ボールが敷地外へ飛び出すリスクを抑えられます。しかし、ネットがあるからといって、近隣への影響をすべて防げるわけではありません。

特に住宅街では、クラブがボールに当たる音や、ボールがネットへ当たる音が周囲まで響くことがあります。練習している本人は気にならなくても、同じ音が繰り返されることで、近隣住民にとって負担になる可能性もあります。

こうした問題は、ゴルフだけに限りません。子どものバッティング練習やバスケットボール、サッカーの自主練習などでも、ボールを打つ音や地面につく音、壁やネットに当たる音などが繰り返し周囲へ響く場合があります。

また、音の聞こえ方は、隣家との距離や住宅の配置、練習する時間帯や頻度などによっても異なります。

自宅の庭でスポーツを楽しむ際は、ボールの飛び出しを防ぐだけでなく、どのような音が発生するのかにも目を向けることが大切です。特に大きな音が出る練習をしたい場合は、専用の練習場や施設を利用するなど、自宅と使い分けるのも一つの方法でしょう。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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