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「換気扇くらいの金額だと…」47歳男性宅の浴室乾燥機が故障→数万円の想定を超えた“見積書の金額”にゾッ

  • 2026.9.5
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。毎日使っている住まいの設備は、動いているのが当たり前と思ってしまうものです。

しかし長年使い続けていると、ある日突然動かなくなることがあるかもしれません。今回は、新築マンションを購入して12年目のご家庭で起きた、浴室乾燥機の故障をめぐるエピソードを紹介します。

梅雨の洗濯を支えた浴室乾燥機が動かなくなった

Yさん(47歳・会社員)は妻と高校生の長女の3人家族です。新築で購入した分譲マンションに住み、今年で築12年になります。自宅の浴室天井には、換気や乾燥、暖房を兼ねた浴室換気乾燥暖房機が備え付けられています。

梅雨時や花粉が舞う季節には、洗濯物の大半を浴室で乾かしてきました。しかし今年の6月、乾燥のスイッチを入れても温風が出なくなってしまいます。メーカーに点検を依頼したところ、ヒーターまわりの部品が劣化していると診断されました。

修理用部品の保有期間を過ぎていたため、本体ごとの交換を勧められます。住戸内の設備は専有部分(部屋の中など個人の所有・管理になる範囲)にあたるため、修理や交換の費用は所有者であるYさんの負担です。

数万円の想定を超えた、約17万円の見積もり

後日、Yさんのもとに見積書が届きます。本体代金と施工費をあわせた提示額は、約17万円にのぼりました。

「換気扇くらいの金額だと思っていました」

そう漏らしたYさんが後から同じタイプの機種を調べると、本体の希望小売価格だけで税込145,200円でした。天井に埋め込む機器のため、取り外しと取り付けの工事費も加わります。

Yさんの家では、2年前に給湯器を約20万円で交換したばかりでした。築10年を超えると、住まいの機器は寿命を迎える時期が重なってきます。迷った末に交換を決めたYさんが、あわせて取りかかったのが住戸内の設備のリストアップです。

新築で購入した住まいなら、引き渡しの年がそのまま設置年になります。中古で購入した場合も、引き渡しのときに受け取った取扱説明書や保証書で、おおよその時期をたどれます。

給湯器や浴室乾燥機の品番は、本体やリモコンの表示で確認が可能です。品番でメーカーのサイトを調べれば、今の価格や後継の機種も出てきます。Yさんは設備名と設置年、交換費用の目安を1枚の表にまとめ、次の出費の時期が見えるようにしました。

築10年を過ぎたら設備の交換時期と費用をチェック

給湯器や浴室乾燥機、コンロといった住戸内の設備は、交換費用の目安をあらかじめ調べ、時期と金額を家計の予算に組み込んでおきましょう。築10年を過ぎたら、異音や乾きの悪化といったサインの段階で、メーカーの点検を検討してみてください。

なお、修繕積立金は共用部分(エントランスや廊下など、居住者全員で共有する範囲)の工事のための積み立てで、住戸内の設備には原則として使えません。専有部分の更新は、自分の蓄えで備えることになります。



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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