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「俺の愛車が…」納車されたばかりのミニバンで迎えた初めての夏、40代男性が直面した“シートべったり”の誤算

  • 2026.8.11
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出典:PIXTA(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

夏休みは、公園やレジャー施設へ家族で出かける機会が増える季節です。お子さんのお絵描きセットやおもちゃを車に積んで出かけるご家庭も多いのではないでしょうか。

食品や飲み物を車内へ置きっぱなしにしないよう気を付けている方は多いと思います。しかし、子どものクレヨンや色鉛筆などのお絵描き道具までは、あまり意識していないという方もいるかもしれません。

今日は、新車を購入したばかりのご家族が、後部座席に置き忘れたクレヨンによって思わぬ出費を経験したエピソードをご紹介します。真夏の車内は短時間でも高温になり、食品だけでなく、子どもの文房具や化粧品などにも影響を及ぼすことがあります。

夏休みの思い出が、新車の思わぬトラブルにつながった

数年前、不動産売買のご相談をいただいた40代男性のAさんから、新車についてこんな話を伺いました。

「家を買ってから初めて買った新車だったので、本当に大事にしていたんです」

納車されたばかりのミニバンで迎えた最初の夏休み。Aさん一家は、お子さんを連れて近所の大きな公園へ出かけました。後部座席では、お子さんがクレヨンで夢中になってお絵描き。公園でもスケッチブックを広げ、描いた絵を嬉しそうにご両親へ見せていたそうです。

夕方、自宅へ戻る頃には家族みんなが遊び疲れていました。飲み物やお弁当箱などは車から降ろしたものの、お子さんのお絵描きセットは後部座席へ置いたまま。

「食べ物も飲み物も残っていないし、お絵描きセットは車に置いておこう」

Aさんはそう考え、その日はそのまま家へ入りました。しかし、その何気ない置き忘れが、翌朝思いもよらない光景につながるとは誰も想像していませんでした。

翌朝、後部座席を見て言葉を失った

翌朝、買い物へ出かけようと車のドアを開けたAさんは、思わず顔をしかめました。真夏の日差しを浴びた車内には、むっとする熱気がこもっていたそうです。

エンジンをかけようと運転席へ座ったその時、ふと後部座席に目を向けました。

「何これ…?」

チャイルドシートの上には、前日に置き忘れたクレヨンが原形をとどめないほど溶け、ベタベタと張り付いていました。

さらに目を凝らすと、赤や青、黄色のクレヨンがシートへ流れ落ち、チャイルドシートだけでなく、座席シートやドアの内張り(ドアの内側にある樹脂や布の内装部分)にまで色が広がっていたのです。

「俺の愛車が…」

納車されたばかりの新車が目の前で変わり果てた姿になっていることが信じられず、Aさんはしばらく言葉を失ったといいます。

自分では落とせず、想定外の出費に

Aさんは慌てて濡れたタオルで拭き取り、市販のクリーナーも試しました。

しかし、熱で柔らかくなったクレヨンはワックスのようにシートへ入り込み、拭くたびに色が広がってしまいます。表面の汚れはある程度落ちても、細かな縫い目には色が残り、新車だったシートは元の状態には戻りませんでした。

「このまま続けたら、シートまで傷めてしまうかもしれない…」

そう感じたAさんは自力での清掃を断念し、カークリーニング専門業者へ相談することにしました。

「完全に元どおりにするのは難しいかもしれません」

作業当日、業者からはそう説明を受けたそうです。シートやチャイルドシート、ドアの内張りまでクリーニングを依頼した結果、数万円の費用がかかりました。

「まさかクレヨン一つで、こんな出費になるなんて…」

Aさんは肩を落としながら話していました。

その後、調べてみると、真夏の車内ではクレヨンだけでなく、スティックのり、粘土、口紅などの化粧品も、高温によって変形したり溶けたりする可能性があることを知ったそうです。

楽しかった夏休みの思い出と引き換えに支払った数万円のクリーニング代は、「車内に物を置いたままにしない」という教訓として、今でも家族の記憶に残っているそうです。

真夏の車内は「食品以外」も確認する習慣が大切

真夏の車内は、短時間でも想像以上の高温になります。

今回のようにクレヨンが溶けるだけでなく、全芯タイプの色鉛筆やスティックのりなどの文房具、口紅などの化粧品も高温の影響を受けるおそれがあります。さらに、モバイルバッテリーなどの電子機器は発火や破裂の危険性もあるため特に注意が必要です。

特に小さなお子さんがいるご家庭では、お絵描き道具やおもちゃを後部座席へ置いたままにしてしまうこともあるでしょう。

車を離れる前は食品や飲み物だけでなく、電子機器なども含めて車内を一通り確認することをおすすめします。夏休みのお出かけが増えるこの時期だからこそ、車を降りる前に後部座席まで目を向けるひと手間を“ご家族の新しいルール”にしてみてはいかがでしょうか。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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