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「ママ、かゆいよ」新築マンションの庭で長女が号泣…1階住戸を購入した家族が直面した“夏の盲点”

  • 2026.8.10
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。戸建てのような開放感がある専用庭付きの1階住戸は、子どもを遊ばせたりガーデニングを楽しんだりできる人気の住まいです。

ただ、夏を迎えると思わぬ悩みが出てくる場合もあります。今回は、夏の庭に出るたび虫に悩まされた家族が、庭の手入れで落ち着きを取り戻した事例を紹介します。

入居後初めての夏、庭に出た長女が数分で刺された

Bさん(34歳・会社員)は夫と3歳の長女の3人家族で、去年、専用庭付きの新築マンションの1階住戸を購入しました。広い間取りに加えて、子どものプール遊びや夕涼みができる庭も魅力の一つです。

入居して初めての夏、庭に出た長女が数分で腕と足を刺されて泣き出しました。

「ママ、かゆいよ」

腕をかく長女に驚いたBさん自身も、洗濯物を干すわずかな時間で刺されてしまいます。日中なら刺されにくいという思い込みは間違いでした。住宅地に多いヒトスジシマカは日中によく吸血する蚊で、やぶや草むらに潜み、幼虫はわずかなたまり水で育ちます。

発生源は自分の庭のたまり水、手入れは住戸側の役割だった

庭を見回すと、植木鉢の受け皿やバケツ、じょうろに雨水が残っていました。置きっぱなしの長靴やレジャーシートのくぼみにも、1週間前の雨がそのまま残っています。発生源は自分たちの庭にもあったのです。

Bさん一家は受け皿やバケツの水をその都度捨てて乾かし、伸びた草を刈って風通しを良くします。刺される回数は目に見えて減り、夏の後半には夕涼みもプール遊びも楽しめるようになりました。

あわせて分かったのが、専用庭(特定の住戸が専用で使える敷地内の庭)の役割分担です。庭の中の草取りや落ち葉の片付け、たまり水の始末は住戸側が行います。

管理組合による植栽の手入れは専用庭以外の共用部分が対象で、専用庭の中までは入りません。

専用庭は日々の手入れが前提の設備

蚊を増やさないコツは、不要なたまり水を雨や水やりのあとに捨てて乾かすことです。ためておく必要のある水は週1回程度の清掃や交換で清潔に保ち、草刈りと剪定で蚊の潜む茂みを作らないようにしましょう。

なお、物置の設置や殺虫剤の広い範囲への散布は、隣の庭にも影響するため管理規約や使用細則(マンションの利用に関する細かい決まり)の確認が必要です。1階の専用庭付き住戸を検討するときは、広さや日当たりとあわせて手入れの手間もイメージしておきましょう。

参考:
蚊の発生防止強化月間|感染症媒介蚊対策について(東京都保健医療局)
マンション標準管理規約(単棟型)・同コメント(国土交通省)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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