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隣人「ちょっといいですか?」夏休み旅行明け、突然話しかけられ…40代Aさんが青ざめた“思いがけない一言”

  • 2026.8.26
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出典元;photoAC(画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

旅行や帰省で数日間家を空けるとなると、普段以上に防犯面が気になる方も多いのではないでしょうか。玄関や窓の戸締まりを念入りに確認したり、防犯カメラやセンサーライトなどを活用したりと、留守中に備えて対策を強化することもあるでしょう。

ただし、防犯設備は作動すればよいというものではありません。普段と違う設定へ変更したことが、思わぬトラブルにつながる場合もあります。

今日は、夏休みの家族旅行を前に防犯設備の設定を変更したAさんが、帰宅後に隣人から思いがけない話を聞くことになったエピソードをご紹介します。

旅行前に防犯設備の設定を変更

40代のAさんは、以前私が戸建て住宅をご紹介したお客様です。Aさんはもともと防犯への意識が高く、戸建て住宅へ引っ越してからはさまざまな防犯対策を取り入れることにはまっていました。

その一つが、人の動きを感知すると自動的にライトが点灯する“人感センサー付き”の防犯設備です。普段は人などを検知するとライトが点灯する設定で使用しており、これまで特に問題を感じたことはなかったそうです。

そんなAさん一家は、夏休みに数日間の家族旅行へ出かけることになりました。旅行の準備を進めるなかでAさんが気になったのが、留守中の防犯です。

「旅行中はいつもより防犯を強化しておこう」

そう考え、普段のようにライトが点灯するだけでなく、センサーが反応すると警告音も鳴る防犯モードへ初めて切り替えることにしました。出発前には実際にセンサーへ近づき、ライトが点灯するとともに警告音が鳴ることを確認。

「よし!これなら留守中も安心だ」

Aさんは、そのまま家族と旅行へ出発しました。

帰宅すると隣人から「ちょっといいですか?」

数日後、楽しい旅行を終えたAさん一家が自宅へ戻ってきました。車から荷物を降ろしていると、隣人から「Aさん、ちょっといいですか?」と声をかけられたそうです。

突然のことに戸惑いながら話を聞くと、Aさん一家が留守にしていた数日間、夜になるとAさん宅から短い警告音が何度も聞こえていたというのです。

旅行前に設定を変更した“防犯設備”の音だと気付いたAさんは「留守中に誰かが家の周りをうろついていたのでは」と一気に不安になりました。

すぐに敷地内や家の周囲を確認しましたが、誰かが侵入したような形跡は見当たりません。警告音が何度も鳴っていた原因が分からず不安に感じたAさんは、防犯設備の作動状況を改めて確認することにしました。

夜になって分かった「何度も鳴っていた」理由

その日の夜、Aさんは旅行中と同じ設定にして、防犯設備がどのように反応するのか確認してみました。

そこで気付いたのが、センサーの検知範囲です。想像していたよりも広く、庭木のある場所や猫などの動物が通る場所まで含まれていました。しばらく様子を見ていると、人が近づいていないにもかかわらずセンサーが反応することがあり、警告音が鳴りました。

人感センサー付きの設備は、製品の検知方式や設置環境などによって意図しないタイミングで反応する場合があります。Aさん宅でも、庭木や動物などの影響を受けていたと考えられます。

これまでもセンサーが反応していた可能性はありますが、普段はライトが点灯するだけだったため、Aさんも特に気に留めていませんでした。

ところが、旅行直前に警告音が鳴る設定へ変更したことで、留守中はセンサーが反応するたびに音が鳴っていたのです。留守中の防犯を強化したつもりが、結果として数日間にわたり、何度も警告音を鳴らして近隣に迷惑をかけることになってしまいました。

「数日前から試しておけばよかった」

事情が分かったAさんは、防犯設備の警告音で迷惑をかけてしまったことを隣人へ謝罪しました。

その後、取扱説明書を改めて確認し、センサーの感度や検知範囲、設置方向などを自宅周辺の環境に合わせて見直したそうです。

Aさんが後悔したのは、旅行当日になって初めて設定を変更したことでした。出発前に確認したのは、「近づいたらライトが点灯して音が鳴る」という正常な作動だけ。

しかし、本当に確認しておくべきだったのは、それだけではありませんでした。

数日前から旅行中と同じ設定で使用し、「夜間にどの程度の頻度で反応するのか」「必要のない場面で警告音が鳴らないか」などを確認していれば、今回の事態を防げた可能性があります。

「音が鳴ることだけ確認して安心してしまったな…」「何日か前から試しておけばよかった…」

Aさんは後悔を隠せませんでした。

旅行前は「必要のない場面で反応しないか」も確認する

人感センサー付きの防犯設備は、製品の検知方式や設置環境などによって、意図しないタイミングで反応する場合があります。

特に屋外では、庭木のある場所や猫などの動物が通る場所まで検知範囲に含まれていないか、実際に作動させながら確認しておくことが大切です。

また、普段はライトだけで使用している設備を、旅行中だけ警告音が鳴る設定へ変更する場合にも注意しましょう。これまでは気にならなかった反応でも、音が加わることで近隣の負担につながる可能性があります。

人感センサー付きの防犯設備は、正しく活用すれば非常に頼もしい存在です。旅行などで長期間家を空けるために防犯設備の設定を変更する場合は、出発直前に一度作動させるだけでなく、数日前から旅行中と同じ設定で使用し、反応する範囲や頻度を確認しておくと安心です。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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