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「まさか、天井の上にいたなんて…」築40年の戸建てで聞こえた“ゴソゴソ”音→専門業者を呼んで判明した“思わぬ侵入者”

  • 2026.9.20
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

築年数が経過した戸建て住宅では、外壁や屋根まわりなどに隙間が生じ、思わぬ場所から小動物が入り込むことがあります。普段は見えない屋根裏で起きているだけに、物音がするまで異変に気づかないケースもあるでしょう。

今日は、休みを利用して5日間帰省したAさん一家が、帰宅した夜に天井から聞こえてきた「聞き慣れない音」をきっかけに、思わぬ侵入者の存在を知ったエピソードをご紹介します。

5日間の帰省を終えて自宅へ

今回お話を聞いたのは、妻と子どもと暮らす、私の親戚で40代のAさんです。

Aさん一家が暮らしているのは、山や田んぼが比較的近い地域に建つ、築40年以上の戸建て住宅。築年数が経っていることもあり、床や建具などから音がすることはありましたが、これまで大きな問題なく暮らしていたそうです。

そんなAさん一家は、秋に実家へ帰省することに。5日間自宅を空け、連休最終日に帰宅しました。その日の夜、2階で過ごしていたAさんは、ふと天井から聞こえてくる小さな音に気づきました。

「カサカサ…」

耳を澄ませていると、今度は少し大きな音がします。

「ゴソゴソ…」

まるで天井の向こう側で、何かが動き回っているような音でした。

「今、天井から音しなかった?」

Aさんが妻に声をかけましたが、そのときには音は止んでいました。

5日ぶりに戻った自宅で突然聞こえてきた、これまでとは違う物音。Aさんは気になりながらも「古い家だからかな」と、この日は様子を見ることにしたそうです。

「古い家だからかな」と思ったものの、翌晩も…

最初にAさんが考えたのは、建物のきしみでした。築40年以上の住宅ということもあり、普段から床や建具がきしむことはあります。

ところが、翌日の夜。前日と同じように2階で過ごしていると、再び天井のほうから音が聞こえてきました。

「カサカサ…ゴソゴソ…」

今度はAさんだけでなく、妻にもはっきり聞こえます。

「これ、本当に家の音なの?」

妻にそう言われ、Aさんも「やっぱり何かおかしい」と感じ始めました。耳を澄ませてみると、単なるきしみというより、天井の向こう側で何かが動いているようにも聞こえます。

一瞬、「屋根裏を自分で見てみようか」と考えたAさん。しかし、何がいるのか分からない状態で屋根裏へ入るのは怖いため、専門業者に調査を依頼することにしました。

屋根裏にいたのは「イタチ」

後日、専門業者に屋根裏を調べてもらうと、あの「カサカサ」「ゴソゴソ」という音の正体が判明しました。屋根裏に入り込んでいたのは、イタチでした。

「まさか、天井の上に動物がいたなんて…」

建物のきしみだと思っていたAさんは、思いもよらない原因に驚いたといいます。

イタチがいつ入り込んだのかまでは特定できませんでした。しかし、建物の状態を確認してもらうと、外部から屋根裏へ入り込める隙間が生じていることも分かりました。

Aさんは専門業者に対応を任せるとともに、侵入経路も確認してもらいました。そのうえで、イタチが再び屋根裏へ入り込まないよう、侵入口となっていた建物の隙間をふさいでもらったそうです。

普段から多少のきしみ音がする住宅の場合、「いつもの音」と思い込み、そのまま放置してしまうケースも少なくありません。

今回の出来事をきっかけにAさんは、「古い家だから」と決めつけず、普段とは違う音や変化に気づいたら、原因を確認することが大切だと実感したそうです。

屋根裏から音がしても自分で捕獲しない

屋根裏から動物らしき音が聞こえても、自分で捕まえようとするのは避けましょう。危険が伴うだけでなく、法律上のルールにも注意が必要です。

環境省によると、野生鳥獣は鳥獣保護管理法により、狩猟などの場合を除き、原則として無許可で捕獲・殺傷することが禁止されています。捕獲する鳥獣や場所、方法などによっては、環境大臣や都道府県知事などの許可が必要です。

そのため、「自宅に入り込んだ動物だから」と自己判断でわなを仕掛けたり、捕まえたりせず、まずは自治体の担当窓口や専門業者などへ相談しましょう。

また、小動物が屋根裏に入り込んでいる場合は、建物のどこかに侵入経路ができている可能性があります。動物への対応だけで終わらせず、侵入口を確認し、隙間をふさぐなど再侵入を防ぐことも大切です。

気になる音が続いたときは自己判断で屋根裏へ入ったり捕獲を試みたりせず、専門家へ相談して原因を確認しましょう。

参考:鳥獣保護管理法の申請・届出(環境省 近畿環境局)



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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