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「ガスだけ4日も待つなんてね」9月の連休の引っ越しで30代夫婦が陥った“お湯が出ない”盲点

  • 2026.9.21
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。大手不動産会社に入社以降10年以上の現場経験があり、宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。引っ越しの準備を進める際は、荷造りや住所変更の手続きに追われ、電気やガスの手配は後回しになりやすいものです。

今回は、連休の初日に引っ越しをしたものの、ガスの開栓予約が取れずにお湯の出ない生活を過ごしたMさんの事例を紹介します。

連休の初日の引っ越しと、4日先まで埋まっていた開栓の予約

去年の9月の3連休の初日、会社員のMさん(34歳)は妻とともに、都内にある賃貸マンションから別の賃貸マンションへ引っ越しました。電気や水道は事前にインターネットで手続きしていたため、入居当日から問題なく使えています。

ガスも同じ感覚ですぐ使えると考えたMさんは、転居の1週間前にウェブサイトから開栓(ガスの供給を始める作業)を申し込みました。ところが、作業員の立ち会いが必要な日程を選ぶ画面を開くと、引っ越し当日から翌日の枠はすでに埋まっており、最も早い空きは4日後の午後でした。

Mさんが画面の案内文を読むと、立ち会いが必要なため遅くとも1〜2週間前に申し込むよう記されていました。3月上旬から4月上旬や連休周辺のほか、月末月初や9月末の半期末、年末が混雑期として挙げられ、繁忙期は日程調整が難しくなると書かれています。

引っ越しを行った連休は、月末と半期末の直前にあたる時期でした。Mさんの申し込んだタイミングは、ちょうどその混雑に重なっていたのです。

銭湯と外食で過ごした4日間

開栓の日を迎えるまでの間、室内の浴槽にお湯を張ることはできませんでした。そのため、2人は毎晩のように近所にある銭湯へ足を運びました。ガスコンロも使えないため、食事は外食や店頭で買ってきた惣菜で済ませます。電気も水道も入居した日から使えているのに、ガスだけが使えない不自由な時間でした。

銭湯からの帰り道に、妻がMさんに言いました。

「電気も水道もその日から使えたのに、ガスだけ4日も待つなんてね」

4日目の午後に作業員が訪れ、開栓と器具の点検は30分ほどで終わりました。蛇口から温かいお湯が出たことで、ようやく普段どおりの暮らしが始まります。

引っ越しの日が決まったら最初に取るガスの開栓予約

ガスの開栓予約を行う目安は、引っ越しの1〜2週間前とされています。3月上旬から4月上旬やゴールデンウィーク周辺のほか、月末月初や9月末と年末は予約が埋まりやすい時期です。引っ越しの日が決まった段階で申し込んでおけば、希望する作業日時を押さえやすくなります。

もし予約の空きが数日先しか取れなかったときは、その日までの入浴と食事をどうするかを引っ越しの前に決めておきましょう。近所の銭湯や惣菜を扱う店舗を事前に確認しておくだけで、お湯が使えない期間の負担は軽くなるでしょう。

事前の手続きを済ませておけば電気や水道は立ち会いなしで使い始められますが、ガスは作業員の立ち会いが必要なため、日程を押さえないと使えません。引っ越しの日が決まったら、ガスの開栓予約を最初に取りましょう。

参考:引越し時にガスの使用停止・使用開始の手続きは何日前にするのがよい? 手続きの流れなどを解説(東京ガス)



ライター:T.S(宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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