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「ずっと出っぱなしだったのか…?」お盆の3泊4日帰省から戻った40代夫婦→車を降りた瞬間に絶句した光景

  • 2026.8.11
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

庭で家庭菜園やガーデニングを楽しんでいる方の中には、夏場は毎日のように水やりをしているという方も多いのではないでしょうか。特に雨が少なく、猛暑が続く時期は“水不足”によって野菜や草花が枯れてしまうこともあるため、帰省や旅行で数日間家を空ける前には、「たっぷり水をまいておこう」と考える方も少なくありません。

一方で、出発前は戸締まりやエアコン、電気の消し忘れなどに意識が向きやすく、庭の散水設備までは確認していないというケースもあります。

今日は、帰省前に「蛇口は閉めたはず」と思い込んでしまったことで、帰宅後に庭一面が水浸しとなり、水道代まで大きく膨らんでしまった戸建て住宅での出来事をご紹介します。

いつもは確認するのに…蛇口の閉め忘れが思わぬ誤算に

1年前、知人のAさんから聞いた話です。

40代のAさんご夫婦は、庭付き戸建てで家庭菜園やガーデニングを楽しみながら暮らしていました。お盆休みを利用して、3泊4日で実家へ帰省する予定だったそうです。

連日厳しい暑さが続いており「留守中に野菜や庭木が枯れたら大変だから」と、当日もご主人は庭木や家庭菜園、芝生へいつも以上にたっぷりと水をまきました。

ホースを巻き取り、蛇口を閉めたつもりで手を離すと、そのまま荷物の積み込みへ。車には帰省用のスーツケースや子どもの荷物が次々と運び込まれ、出発の準備で家族全員が慌ただしく動いていました。

「戸締まりは大丈夫?」
「エアコンは消した?」
「忘れ物はない?」

家族で何度も声を掛け合いながら、玄関や窓の施錠、室内の電気などは入念に確認しました。

しかし、その日は普段なら最後に確認している庭の散水設備まで意識が回りませんでした。蛇口は完全に閉まりきっておらず、散水ホースの接続部もわずかに緩んだまま。それに誰も気付かないまま、Aさんご家族は帰省先へ向かったのです。

帰宅すると庭一面が水浸し。水道メーターを見て絶句

3泊4日の帰省を終え、夕方、自宅へ戻ったAさんご家族は、車を降りた瞬間に違和感を覚えました。

「なんだか庭がやけに濡れている…」

数日間ほとんど雨は降っていなかったはずなのに、庭はところどころ光を反射し、地面は黒く湿っています。

急いで庭へ向かうと、芝生には大きな水たまりができ、花壇の土はぬかるみ、家庭菜園の畝(うね:野菜を植えるために土を盛り上げた部分)は崩れかけていました。

「えっ、どういうこと…?」

ご主人が散水ホースを確認すると、接続部分が外れかかっており、蛇口も完全には閉まり切っていませんでした。少量ではあるものの、水は帰省中の数日間にわたって流れ続けていたのです。

「まさか、ずっと出っぱなしだったのか…?」

慌てて蛇口を閉めたものの、この時点では、どれほどの水が流れ続けていたのかは分かりませんでした。あとで近所の方に話を聞くと、お盆休みで周囲の住宅も帰省中だったため、庭から水が流れ続けていても誰も気付かなかったといいます。

そして後日、水道料金の検針票が届き、ご主人は思わず目を疑いました。普段より使用水量が大幅に増えており、水道料金も想像以上の金額になっていたのです。

「まさか、ここまで水道代が上がるなんて…」

ご主人は、帰省前のわずかな確認不足を悔やんでいました。

水道代だけでは済まなかった庭へのダメージ

被害は、水道代だけではありませんでした。数日間にわたって水が流れ続けたことで、花壇の土は常に水を含んだ状態となり、一部の植物は根腐れを起こしてしまいました。青々としていた芝生もところどころ茶色く変色し、足を踏み入れるとぬかるみに靴が沈むほどだったそうです。

家庭菜園では、水を吸いすぎた野菜が傷み始め、せっかく収穫を楽しみにしていた夏野菜の一部も処分せざるを得ませんでした。

その後は、ぬかるんだ土を入れ替えたり、傷んだ植物を植え替えたり、芝生の手入れをやり直したりと、庭を元の状態へ戻すまでに何週間もかかりました。

わずかな確認漏れが、水道料金だけでなく、大切に育ててきた庭の景色まで変えてしまったのです。

長期不在前は屋外の設備まで確認することが大切

帰省や旅行などで数日間家を空ける際は、玄関や窓の戸締まりだけでなく、屋外の蛇口や散水設備まで確認することが大切です。

散水ホースを蛇口につないだままにしていると、接続部には常に水圧がかかり続けます。そのため、パッキンやゴム部品が劣化すると、気付かないうちに水漏れが発生することがあります。また、蛇口の閉め忘れや接続部の緩みなどが重なると、少量の水が長時間流れ続けてしまうケースも。

わずかな水漏れでも、長期間続けば水道料金の増加だけでなく、庭のぬかるみや植物の根腐れなどにつながるおそれがあります。状況によっては、1ヶ月で数千円程度、水道料金が増えるケースもあるでしょう。

そのため、出発前は一人だけで確認するのではなく、家族同士で「屋外の蛇口はしっかり閉まっているか」「散水ホースの接続部に緩みはないか」と声を掛け合いながら最終確認を行うことも有効です。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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