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「気づかなかった…」普通に走れていたのに…30代女性、愛車の後輪に刺さっていたものにゾッ

  • 2026.9.5
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。自動車販売・整備・保険業に27年従事している河野みゆきです。

タイヤのパンクというと、走行中に突然「バン!」と音がしたり、クルマが大きく傾いたりしてすぐに気づくものだと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、タイヤに異物が刺さったことで少しずつ空気が抜けていくケースでは、ドライバーが異変に気づかないまま走り続けてしまうことがあります。

Wさん(30代・女性)も、普段通りクルマを使用していたところ、思わぬタイミングでタイヤのパンクを知らされました。

「パンクしている」と言われて初めて気づいた

Wさんがクルマで来店した際のことです。支払いを済ませるため立ち寄ったところ、偶然クルマの後輪を確認した整備士から、「後輪のタイヤがパンクしています」と声をかけられました。

Wさんは、その言葉を聞いて驚いていました。というのも、それまで自分ではパンクしていることにまったく気づいていなかったからです。整備士が外した後輪タイヤをWさんに見せたのですが、そこには大きなくぎが刺さっていました。

「普通に走れていたので、パンクしているとは思わなかった」とWさん。タイヤの状態を確認したところ、異物が刺さったことで空気が徐々に抜けていました。

パンクしていると聞くと、「ハンドルが取られるのでは」「クルマが大きく傾くのでは」と思うかもしれません。しかし、現代の乗用車では前輪駆動(FF)の方が圧倒的に多く、前輪駆動のクルマは駆動力を主に前輪で受け持つため、後輪の空気圧が低下していても、ハンドル操作などから異変を感じにくいことがあります。

さらに、後輪は運転席から直接確認しにくいため、異変に気づかないまま走行してしまうケースもあります。くぎなどが刺さったままになっていると、空気が一気に抜けるとは限らず、そこから少しずつ漏れていくため、走行中も大きな違和感を覚えないことがあります。そのため、パンクに気づかないまま走行を続けてしまう人も多いのです。

幸いにも、Wさんはパンク修理で事なきを得ましたが、「気がつかず走行を続けていたら事故を起こしていたかも…」と振り返っていました。

パンクを放置すると思わぬ事故につながることも

タイヤのパンクで怖いのは、修理費用がかかることだけではありません。空気圧が低下した状態で走行を続けることで、クルマの安定性が損なわれ、思わぬ事故につながる可能性があります。

タイヤは、適正な空気圧が保たれていることで、本来の性能を発揮します。ところが、空気が少なくなるとタイヤが必要以上につぶれ、路面との接地状態が変わります。その結果、ハンドルを切ったときの感覚がいつもと違ったり、クルマがふらついたりすることがあります。

さらに、空気圧が低いまま走行すると、タイヤが大きくたわむことで内部に熱がこもりやすくなります。これがタイヤ内部の損傷につながり、状態によっては走行中にタイヤが破損する「バースト」を引き起こす危険もあります。特に、高速道路では注意が必要です。速度が高い状態でタイヤに大きな負担がかかれば、タイヤが破損した際に車両のコントロールが難しくなる可能性があります。

また、パンクに気づかないまま走り続けると、最初は修理できる程度の損傷だったタイヤが、内部まで傷んでしまうこともあります。そうなると、異物を取り除いて穴を修理するだけでは済まず、タイヤそのものを交換しなければなりません。

タイヤにくぎやネジなどが刺さっているのを見つけても、「空気が抜けていないから大丈夫」と自己判断するのは避けたいところです。刺さった異物を無理に抜くと、かえって空気が一気に抜ける可能性もあるため、ロードサービスに依頼するのが安心です。

また、タイヤの側面に傷や膨らみがある場合など、損傷する場所や程度によっては修理できないケースもあります。見た目だけで判断せず、専門家に状態を確認してもらいましょう。

給油や洗車のついでにタイヤを確認

では、こうした「気づきにくいパンク」を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。日頃からタイヤの状態を確認する習慣をつけておきたいところです。

たとえば、給油や洗車のタイミングで

  • くぎやネジなどの異物が刺さっていないか
  • タイヤの側面に傷がないか
  • 表面に不自然な膨らみがないか
  • タイヤがほかの車輪と比べてつぶれていないか

などを確認してみましょう。

また、タイヤの空気圧は目視だけで判断しにくいこともあります。定期的に空気圧を測定し、適正な状態を保つことも大切です。

最近では、タイヤの空気圧を検知してドライバーに知らせる機能を備えたクルマもありますが、装備の有無や検知できる状況は車種によって異なります。警告が出ていなくても、タイヤそのものを確認することは無駄ではありません。


ライター:河野みゆき
自動車販売・整備・保険業に27年従事。損害保険募集人資格を保有し、車両購入からメンテナンス、カーライフに関わる保険まで幅広く対応。現場経験をもとに、ユーザー目線でわかりやすい情報発信を行っています。


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