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「ジムニーが欲しい」金利9.8%を理解せず契約でモテ期も…→同棲解消後、23歳男性が痛感した“大誤算”

  • 2026.9.6
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出典:PIXTA(※画像はイメージです)

20代前半での大きな買い物は、後から振り返ると人生の大きな転機になることがあります。今回は、当時23歳だったSさんが経験したエピソードをご紹介します。当時の彼は交際相手と同棲しており、生活に余裕があったため、念願だった黄緑色のジムニーをローンで購入しました。納車後は、なぜか職場の年配女性たちから大人気となる平和な日々を送ります。

しかしその後、生活環境の変化によって、勢いで組んだローンの重みを痛感することになります。ただ、その経験がきっかけで、彼はなんと中古車販売員へと転身しました。一台の車が人生をどう変えたのかを、順を追ってお届けします。

余裕のある日々の中で出会った、黄緑色のジムニー

Sさんが23歳のとき、彼は交際相手と同棲をしていました。二人の生活費を折半していたため、当時の彼は金銭的に比較的余裕のある毎日を送っていたそうです。

そんなある日、彼は街で見かけたスズキのジムニーにすっかり惹かれてしまいました。四角く無骨なフォルムと丸いライトの組み合わせが、とても魅力的に見えたとのことです。

もともと明るい色が好きだった彼は、少し奇抜かもしれないと思いつつも、念願だった黄緑色のジムニーの購入を決意します。生活に余裕があったため、月々2万5,000円ほどの支払いなら無理なく払えると考えたようです。そして、金利や返済期間などの細かい条件をあまり気にすることなく、勢いでローンを組んでしまいました。

若い女性より年配の女性にモテた平和な日常

無事に納車されると、Sさんは友人たちからとても羨ましがられたそうです。しかし、若い女性からの反応は、彼が想像していたものとは少し違っていました。車の形は可愛いと言われるものの、色については水色や白の方が良いと言われることが多かったようです。

その一方で、彼自身も予想していなかった層から絶大な支持を集めることになります。それは、彼の職場で働くパートの年配女性たちでした。鮮やかな黄緑色が可愛いと大絶賛され、思いがけないモテ期を経験することになります。

Sさんにとって、お気に入りの車に乗って職場の人たちから褒められる毎日は、とても順風満帆で楽しいものだったといいます。

突然の別れと、一気にのしかかるローンの現実

そんな平和な日常は、ある出来事をきっかけに一変してしまいます。同棲していた交際相手とお別れすることになり、Sさんの生活環境が大きく変わってしまったのです。

それまで二人で分けていた家賃や生活費が、すべて自己負担になりました。その結果、金銭的な余裕が一気に失われてしまったそうです。毎月のローン返済額は同じでも、生活費の負担が増えたことで、約9.8%という金利や7年ローンの重みが肩にのしかかってきました。

支払いが滞ることはなかったものの、遊びに使えるお金は減っていきました。このとき初めて、彼はお金の知識を持たないまま契約してしまった現実に直面し、負担の大きさを痛感したとのことです。

ピンチをきっかけに、車を売る側へ飛び込む

生活の余裕がなくなり、ローンの支払いが苦しくなると、車を買ったこと自体を後悔してしまいそうになります。しかし、Sさんは大好きなジムニーを手放したくなかったそうです。

そして車のことを考えているうちに、購入時に自宅まで出張して親身に対応してくれた販売員の姿を思い出したといいます。あのときのように、自分も車を買うワクワクを誰かに届けたいという気持ちが芽生えてきました。

さらに、自分が勢いで結んでしまった契約の裏側を詳しく知りたいという好奇心も重なり、彼は未経験でありながら中古車販売会社への転職を決意しました。ピンチをただの後悔で終わらせず、新しい道へと進むきっかけに変えたのです。

プロになって気づいた、あの日の契約の答え合わせ

中古車業界に飛び込んだ彼は、販売員として車両価格やローン、保証の仕組みについて多くのことを学んでいきました。そして知識を身につけた現在のSさんが、過去の自分の契約を改めて振り返ってみたそうです。

その結果、車の状態は非常に良く、保証内容も適正なものだったことがわかりました。決して不当な契約をさせられたわけではなかったようです。ただし、ローンの金利条件だけは、当時の自分を引き留めて誰かに相談させたいと感じたとのことでした。

好きな車を自分の好みの基準で選ぶことは、とても素敵な経験です。しかし、お金の条件に関してだけは勢いでハンコを押さず、冷静に確認するべきだったという大切な学びを得たそうです。

高い勉強代が教えてくれた天職と、現在の愛車

ローンの組み方には少し反省が残りましたが、彼にとって黄緑色のジムニーは間違いなく23歳の自分を彩ってくれた大切な相棒でした。少し高い勉強代にはなったものの、あのとき勢いで車を買っていなければ、今の天職には就いていなかったかもしれません。

そして現在の中古車販売員として成長した彼が、今どんな車に乗っているのかが気になったため、聞いてみたところ、現在の愛車はジムニーシエラなのだそうです。

色々な経験をしてお金の知識を身につけても、結局のところジムニーが好きだという気持ちは変わらなかったようです。一台の車が、人生を思いがけない方向へ導いてくれた心温まる出来事だったのではないでしょうか。



ライター:Masaki.N
自動車メーカーで車体開発エンジニアとして設計・先行開発に携わった後、マーケティング/市場リサーチ領域で商品導入・訴求設計にも従事。さらに自動車サブスク系ITベンチャーでマーケティングを担当し、ユーザー視点のコミュニケーション設計を経験。現在は自動車ライターとして、新車情報、技術解説、モデル比較、中古車相場、維持費、業界動向まで幅広く執筆。SEO記事・コラム・インタビューなど媒体横断で制作し、専門知識を生活者の言葉に翻訳して「買う/持つ」の判断を支援します。加えて、カスタムを含む実車取材・体験を通じて得た一次情報を記事に落とし込み、机上の知識にとどまらない“現場感”のある解説を強みとしています。


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