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乗客「私の席がないの」機内で血相を変えて走ってきた60代女性→搭乗券を見て判明した“予想外の理由”に思わずクスッ

  • 2026.8.27
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こんにちは。元CAのマンゴーアレルギーです。

夏休み期間は、普段あまり飛行機にお乗りにならないお客様がぐっと増えます。

久しぶりのフライトだったり、人生で初めての飛行機だったり。そんなお客様が増える時期だからこそ、思わずクスッとしてしまう出来事に出会うことがよくありました。

今日は、その中でも今でも思い出すとほっこりするエピソードをご紹介します。

「階段がありません!」と走ってこられたお客様

大型連休中のことです。

60代くらいの女性のお客様が、搭乗が始まって間もなく、血相を変えて前方の乗降用ドアまで走ってこられました。

「どうかなさいましたか?」

と声をかけると、お客様は真剣な表情で一言。

「階段がありません」

私は一瞬意味がわからず、

「階段……でしょうか?」

と聞き返しました。

すると、

「私の席がないの。2階に行く階段はどこ?」

とおっしゃったのです。

周りのお客様も少し驚いた様子でこちらを見ていましたが、ご本人は本当に困っているご様子でした。

2Fは「2階」ではありませんでした

搭乗券を拝見すると、座席番号は 2F

その瞬間、やっと謎が解けました。

お客様は 2F(2列目F席)「2階」 だと思われていたのです。

「こちらの飛行機は2階建てではなく、2列目のF席という意味なんです」

とお伝えすると、

「初めて飛行機に乗ったから、この飛行機が2階建てだと思ったのよ」

と少し照れながら笑っていらっしゃいました。

そのまま座席までご案内すると、

「座席番号ってどこに書いてあるの?」

と聞かれたので、荷物棚の近くにある番号表示をご案内しました。

初めての飛行機なら、わからなくて当たり前

飛行機の座席には A・B・C・D・E・F などのアルファベットが書かれています。

例えば3人掛けの座席なら、Aが窓側、Bが真ん中、Cが通路側というように並んでいます。

普段飛行機に乗る人にとっては当たり前のことでも、初めてのお客様にはまったく違う意味に見えることもあるんですよね。

その後も、

  • 「テーブルはどうやって出すの?」
  • 「携帯電話はどうやって機内モードにするの?」

など、いろいろなことを質問してくださいました。

一度安心していただけると、お客様は遠慮なく聞いてくださるようになります。

実は、私たち客室乗務員にとっても、そのほうがとても安心なのです。わからないまま操作をしたり、不安を抱えたまま過ごしたりするより、気軽に声をかけていただけたほうが、安全にも快適さにもつながります。

遠慮なく聞いてください

機内のルールや設備は、以前と変わっていることもあります。

「こんなこと聞いていいのかな」と思わず、ぜひ気軽に客室乗務員へ声をかけてください。

あの日の「2F=2階事件」は、今でも思い出すたびに少しほっこりする、業界人だからこそクスッと笑える思い出です。

飛行機に乗るのが久しぶりでも、初めてでも大丈夫。

わからないことは、どうか遠慮なく聞いてくださいね。


ライター名: マンゴーアレルギー

グランドスタッフ3年、客室乗務員として7年勤務した経験を持つ元航空業界人。航空業界での経験や子育てで得た学びを生かし、思わず「なるほど」と感じてもらえるような体験談や、暮らしに役立つ情報をわかりやすくお届けします。


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