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別れて1年、遅い時間に元彼から届いた「元気にしてる?」の意味

  • 2026.7.28
ハウコレ

返信を打っては消して、消しきれない言葉が最後に1つ、残ったままです。彼のたった一言を「今さら」で片づけたくない自分に、去年の別れ方が、まだ訴えかけてくるのです。

枕元で光った通知の主は、連絡先から消したはずの、かつての恋人でした。

連絡先を消したのに、届いていた

目が覚めたのは物音のせいではなく、枕元の画面が1度だけ明るくなったからでした。手を伸ばして画面を見ると、通知の欄には見覚えのある名前が並んでいました。連絡先はとっくに消したはずでしたが、消しても、相手の側からはまだ届くのだと、そのとき気づきました。開いた通知には「元気にしてる?」とだけありました。それ以外のやりとりは、1年前の別れ話で終わったままです。この短さに、私はどこかで覚えがあるような気がしました。

打ちかけの返信を消すまで

別れ話の切り出しは、私からでした。仕事で余裕がなくなり、返信は遅くなる一方で、会っても話が続かなくなっていました。最後に会った日、私は「少し距離を置こう」とだけ伝えて先に席を立ちました。その後の連絡は、こちらから途絶えさせました。入力欄を開いては閉じるを、何度繰り返したかわかりません。「元気だよ」と打つたびに、その先が続かないのです。この一言を返してしまえば、去年の私が、あの日の別れ方を「間違っていた」と認めることになる気がしました。私は打ちかけの言葉を残したまま、画面を伏せました。

今さらと言い切れなかった理由

日をまたぐ手前、私はもう1度だけ画面を開きました。「元気にしてる?」の一言は、そのままそこにありました。読み返すほどに、この短さの意味を考えてしまいました。返信を欲しがっているようには読めません。近況を知りたい素振りもありません。ただ、私の方にも、覚えのある短さでした。付き合っていたころ、彼はよく、返信の間隔があいた私に、同じ短さで様子を聞いてきました。それはいつも、私が返しやすい仕事の合間でした。そのたびに私は「大丈夫」とだけ返し、話をそこで畳んでいました。今回の一言も、同じ長さで届いていました。ただし、届いたのは遅い時間。返事を求めていない気配だけが、以前とは少し違って感じられました。

そして...

返事は、まだ書けません。ただ、この短い一言を「今さら」のひと言で片づけて、去年の別れ方を上書きするつもりはない、と自分に決めました。私が「元気だよ」とだけ返せる日は、いつか来るかもしれません。それまで、この画面は開いたままにしておきます。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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