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「職場の外でも会ってしまうの」休日の外出先にまで現れる同僚。だが、転職を決断した結果

  • 2026.7.28

隣の席になった同僚

四十代で新しい会社に移った私は、席が隣になった同僚と組んで仕事を覚えていきました。

引き継ぎは丁寧で、最初は心強い相手だと思っていたのです。

ところが、日が経つにつれ、質問の中身が少しずつ変わっていきました。

担当業務のことではなく、私の休みの過ごし方や、家の方角を尋ねてくるようになったのです。

「お昼って、いつもどこで食べてるの?」

はじめは、ただの世間話だろうと軽く受け流していました。

職場の距離を縮めたいだけなのだろうと、自分に言い聞かせていたのです。

けれど、答えをはぐらかしても、翌日にはまた同じ質問が返ってきます。私の生活の細部へ、じわじわと入り込んでくる感じがありました。

休日にまで届く「偶然」

その距離は、職場の外にまで伸びました。休日に少し離れた街へ買い物に出ると、同じ売り場で「偶然だね」と声をかけられたのです。

一度きりなら、本当にただの偶然だったのでしょう。

でも、それが二度、三度と続くと、さすがに胸の奥がざわつきました。

「昨日は、どのあたりにいたの?」

メッセージに返事をしないでいると、翌日には決まってそう聞かれます。

私が誰にも話していないはずの予定を、当たり前のように言い当てられることさえありました。

直接、何かをされたわけではありません。それでも、自分の行き先が知られているようで、休みの日でさえ気の休まらない時間が続いていったのです。

転職で引いた一線

ある晩、学生時代からの友人に、たまらず打ち明けました。

うまく言葉にできるか自信はありませんでしたが、どうしても聞いてほしかったのです。

「職場の外でも会ってしまうの」

口に出してみて、自分でも驚くほど疲れているのだと気づきました。

友人は「それは、しんどいね」と静かにうなずいてくれます。

私は、環境そのものを変えることに決めました。ちょうど声のかかっていた別の会社へ、思い切って移ることにしたのです。

連絡先を整理し、新しい職場では住まいの方角も口にしませんでした。

通う道順も、以前とはまるで違うものになりました。

物理的に離れてしまうと、あの落ち着かなさは嘘のように消えました。誰にも行き先を気にされない朝が、こんなにも身軽なものだとは思わなかったのです。

もっと早く動いてもよかったのかもしれません。それでも、自分の毎日を自分の手に取り戻せた今は、心からほっとしています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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