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「交通費、全額出すからね」結婚式に招待してくれた大学の先輩。当日、先輩たちの対応に絶句

  • 2026.7.28

快く引き受けた受付

大学時代にお世話になった先輩から、結婚式の招待をもらったのは、少し肌寒くなり始めた頃でした。

学生の頃はよく面倒を見てもらった相手で、声をかけてもらえたのは素直に嬉しかったのです。

ただ、式場は青森でした。私が暮らす宮城からは、それなりの距離があります。

少し迷っていると、先輩は明るい調子でこう言ってくれました。

「交通費、全額出すからね」

そこまで言ってくれるならと、私は喜んで出席を決めました。

ついでに受付も手伝ってほしいと頼まれ、それも二つ返事で引き受けたのです。

当日に交わされなかった約束

式当日、私は朝早くに家を出て、列車を乗り継いで青森へ向かいました。

慣れない土地で会場を探し、なんとか時間に間に合わせたのです。

ところが、先輩に挨拶をしても、交通費の話はひとことも出てきませんでした。

受付の段取りも、誰と組むのか、いつ立てばいいのか、何ひとつ知らされていません。

結局、受付は行き当たりばったりで、私は勝手が分からないまま来客に頭を下げ続けました。

式が終わっても、交通費どころか、来てくれてありがとうの一言があるだけだったのです。

お金が惜しかったわけではありません。

自分の負担でも、お祝いなら喜んで駆けつけたはずです。

ただ、あれだけはっきり口にした約束を、まるで無かったことにする。その気軽さが、静かに私の心を冷やしていきました。

静かに引いた一線

帰りの列車の窓に流れる景色を見ながら、私は先輩との距離を、そっと測り直していました。

お金の多い少ないの話ではありません。人と交わした約束の重みを、この人はどう考えているのだろうと、静かに思ったのです。

年が明けて、私は年賀状を出しました。けれど返ってきたのは、宛名も文面もどこか他人行儀な、印刷だけの一枚でした。

それを見て、ああ、もういいのだと、妙にすっきりしたのを覚えています。

怒鳴るでもなく、責めるでもありません。ただ、こちらから連絡を取るのを、静かにやめました。

翌年からは年賀状も出さず、そのまま自然に縁は切れていったのです。

無理をして繋いでおく間柄では、なかったのだと思います。線を引いてしまえば、心はふしぎと軽くなりました。あの日以来、私はもう、あの人のことで胸を騒がせることはありません。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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