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「ちょっと、距離感近くない?」指導についてくれた年上の先輩。だが、距離が近すぎる理由に納得した瞬間

  • 2026.7.28
「ちょっと、距離感近くない?」指導についてくれた年上の先輩。だが、距離が近すぎる理由に納得した瞬間

距離の近い先輩

初めて入ったアルバイト先で、私の指導についてくれたのは、少し年上の先輩でした。

とにかく面倒見がよくて、こちらが困る前に声をかけてくれる人だったのです。

ただ、その距離の近さに、最初の私は少しだけ身構えていました。

休憩の時間になると、決まって隣に来て、あれこれと質問してくるのです。

「休みの日は何してるの。好きな食べ物は?最近ハマってることってある?」

プライベートなことまで矢継ぎ早に聞かれて、どう答えたものかと、言葉に詰まってしまうこともありました。

悪気がないのは伝わるのに、うまく調子を合わせられない自分がいたのです。

戸惑いの正体

働きはじめた初日のことは、今でもよく覚えています。

慣れない仕事に気を張っていた分だけ、余計に印象へ残っているのかもしれません。

「ちょっと、距離感近くない?」

私は思わずそうつぶやいていました。悪い人ではない。

それは分かるのに、どうしてこんなに戸惑うのだろうと、自分でも不思議でした。

けれど何日か過ごすうちに、気づいたことがあります。

先輩が話しかけてくれるのは、新人の私が職場で浮いてしまわないよう、気を配ってくれていたからでした。

「一人でいると、心細いでしょ。分からないこと、遠慮なく聞いてね」

その一言を聞いて、勝手に身構えていた自分が、少し恥ずかしくなったのです。

自然な距離へ

それからの私は、無理に距離を縮めようとするのを、いったんやめてみることにしました。

プライベートで気を張るのではなく、仕事を通じて少しずつ、言葉を交わしていったのです。

「先輩、この作業のコツ、教えてもらえますか」

そうやって仕事の話を重ねるうちに、私たちの間には、どちらも無理をしない、ちょうどいい距離感が生まれていきました。

返せる範囲で少しずつ自分のことも話すようになって、会話が前よりずっと軽くなっていったのです。

「最近、ずいぶん落ち着いて動けるようになったね」

そう笑ってくれた先輩に、私も自然と笑い返していました。あんなに身構えていたのが、まるで嘘みたいでした。

心地よいと感じる距離は、人それぞれ違う。相手を知りながら、少しずつ間合いを見つけていけばいい。そんな当たり前のことを、あの職場で教わった気がしています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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