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「言い訳はやめて、あなたが悪いの」周囲に私を悪者だと吹聴した義姉。だが、事実を前にして表情が固まった

  • 2026.7.21

私だけが悪者になっていた

夫の姉と話すと、いつも同じところで会話が終わります。

「言い訳はやめて、あなたが悪いの」

私が事情を話し始めた瞬間、必ずこれです。

何が気に入らなかったのかも、教えてはもらえません。

それでも家族だからと飲み込んできました。

飲み込めなくなったのは、義父の三回忌の週です。

夫が帰ってくるなり、困った顔で切り出しました。

「叔母さんから電話があってさ。法事の日、お前が勝手に変えたことになってる」

「……何それ」

「姉貴が、あちこちにそう話してるらしいんだ」

日にちを決めたのは、義姉とお寺です。親戚への連絡も、義姉が自分でやると言って引き受けました。

「言っても無駄だよ。姉貴は自分の話しか通さないから」

夫はそう言って、缶を開けました。

私はスマートフォンで、義姉とのやり取りをたどりました。

日にちも、連絡の約束も、全部そこに残っています。

残っていたやり取り

法事の当日、料理が並んだ座敷で、義姉がわざとらしく声を張りました。

「直前に日が動いて、みなさん大変でしたよね。誰かさんのご都合で」

親戚の視線が、いっせいに私へ集まりました。

「お義姉さん、日にちを決めたのはお義姉さんとお寺さんです」

「また言い訳?みんな聞いてるのよ」

私はスマートフォンの画面を、義姉ではなく、まん中の従姉に向けて置きました。

「読んでもらえますか。私が受け取ったものです」

従姉が、そのまま声に出してくれました。

「日にちはこちらで決めました。連絡も私がするので、あなたは動かないでください」

義姉の名前が、送信者のところに並んでいます。

「これ、送ったの姉さんだよね」

義姉の目が泳ぎました。

「それは、送ったけれど、そのあとで……」

言葉はそこで途切れました。取り皿に伸ばした手が止まり、義姉はそのまま黙り込みました。

「私、あなたから電話をもらったのは前の晩よ」

叔母がはっきり言いました。

「それを人の落ち度にするのは、筋が違うでしょう」

従姉も続けます。

「私が聞いたのなんて、前日の朝だったよ」

誰も、義姉の側に立ちませんでした。しばらくして、義姉が小さく息を吐きました。

「……私の落ち度ね」

「事実がはっきりして、助かりました」

私はそれだけ言って、汁椀を配り始めました。義姉はもう、何も言いません。

あの日から、私の話が途中で切られることはなくなりました。

義姉は今も嫌味を言いかけては、途中でやめます。周りが、もう鵜呑みにしないと知っているからです。私が縮こまる番は、あの座敷で終わったのでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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