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【Aぇ! group・小島健】殺し屋役・英語・アクション……初挑戦尽くしのドラマで掴んだ新境地とは【sweet webインタビュー】

  • 2026.7.21

今夏、深町秋生氏による人気警察小説シリーズ「八神瑛子-上野中央署 組織犯罪対策課-」がHuluにて実写ドラマ化。主演・黒木メイサさん演じる上野中央署の刑事・八神瑛子と対峙する重要キャラクター・グラニソ役として、Aぇ! groupの小島健さんが出演します。本作では俳優人生初となる殺し屋役、さらに全編英語セリフやアクションシーンに挑戦。作品へかけた想いや撮影中のエピソードなどたっぷり伺いました。

アクションに向けたトレーニングをしながら4~5キロ減量

──まずは改めて、今作に出演が決まったときの気持ちを教えてください。

驚きが一番でした。まさかグラニソのような役柄のオファーがくるなんてっていう。英語も喋れないし、アクションもしたことがないし、かぶる要素が一つもなかったんですよ(笑)。学生時代も英語は得意ではなくて、どちらかというと国語や歴史のほうが好きでした。不安じゃないですけど、プレッシャーみたいなものがありましたね

──演じたグラニソの印象を教えてください。

「カッコいいヤツやな」という印象でした。台本を読んで、これはめちゃくちゃやりがいがあるぞと。乗り越えたら小島健として次のフェーズにいける予感がしました。

──ビジュアル面では何か役作りはしましたか?

原作とは設定が違うので、監督とは「26歳という今の自分だからこそできる、等身大のグラニソにしよう」という話をしました。メイクは目鼻立ちをはっきりさせつつ必要最低限に。クマは隠さず、リップはあえて何も塗らずにカサカサにして、肌の質感も自然なままにしていました。「グラニソだったら眉毛はどうしているだろう」と細かい部分まで考えながらビジュアル作りをしましたね。あとは、アクションに向けたトレーニングをしながら体重を4〜5キロほど落としました。

──ご自身のタトゥー姿を見たときはどう感じましたか?

「すごいな」「リアルだな」と。特殊メイクのやり方は企業秘密だそうなんですけど、その工程を見るのもすごく楽しかったです。撮影後は、そのままの姿で帰って街に出たりしていました(笑)。

──オフィシャルインタビューでは、ダークヒーローに憧れがあるとお話しされていました。どんなところに魅力を感じるのでしょうか?

やっぱり人と違うことがしたかったんですよね。そこに尽きます。幼稚園生くらいの頃から、主人公よりも敵役やダークヒーローに不思議と惹かれていました。やってみたかった役だったので、オファーをいただいたときは本当に嬉しかったです。

──具体的に好きなダークヒーローはいますか?

『キングダム』の桓騎(かんき)はカッコいいなと思いますし、映画だとベタ中のベタですけどジョーカーも好きです。

──グラニソを演じるうえで、参考にしたキャラクターや影響を受けた作品はありましたか?

逆になくなりましたね。監督には「アクションならこの映画を観たほうがいいよ」と韓国作品を中心にいくつか勧めていただいて。それらを観ながらいろいろ考えていたんですけど、結果的にいい意味で、グラニソはそのどれとも違うキャラクターになりました。最初は、笑いながら戦う漫画っぽいキャラクターを少し意識しようとしたんです。やっぱり、そういうキャラってどんな作品にもひとりはいるじゃないですか(笑)。戦うのが好きで、みたいな。でも、監督と「実際は命のやり取りをしているわけだから、そういう状況で笑うことはないんじゃないか」とかいろいろ話し合って。スタッフの皆さんとも相談しながら、グラニソという人物像を作り上げていきました。

──どんな作品を参考にしたのでしょうか?

監督から最初に勧められたのが、映画『アジョシ』でした。「こういうものが求められているんだ」と少しハードルにも感じましたが、アクション自体はシンプルにカッコよかったし、すごく参考になりました。

自分なりに振り切って」殺意を表現

──殺し屋役・全編英語セリフ・アクションシーンと、初挑戦が盛りだくさんだったと思います。演じるうえで難しかったことはありますか?

本当に全部が初挑戦だったので、全部が難しかったです。英語は英語でもフィリピン英語だったので、発音や舌の位置が独特で慣れるまで苦労しました。「F」を「P」で発音したりするんですよ。

──日本語のお芝居とは違う難しさもありそうですね。

そうですね。そもそも普段は言わないようなすごい内容のセリフばかりだったので、余計に難しかったです(笑)。2行以上は「途中で噛んだらどうしよう……」と不安でした。でも、本番に向けて練習する時間をしっかりいただけたのがありがたかったです。リモートや対面でレッスンを受けたのですが、先生が現場にも来てくださって。撮影後やリハーサル後に「もう少しこういうふうに言ったほうがいいよ」と細かくアドバイスしてもらいました。「練習しすぎてもよくない」とも言われましたね。グラニソはフィリピンから来た設定なので、英語が上手すぎるとリアルじゃないそうなんです。タガログ語も習ったのですが、早口言葉みたいでさらに難易度が高かったです。

──アクションシーンはスタントなしに加え、銃・ナイフ・素手の三刀流でした。見事な身のこなしでしたが、練習期間は2〜3日だったそうですね。

そうですね。最初はミット打ちや素振りのような基礎練習から始めて、アクションの動きを一つひとつ教えていただきました。ナイフは「とにかく触ることが大事だから」と、自宅に持ち帰らせてもらって。鏡を見ながら持ち方や動きを確認していました。もちろん本物ではなく、ゴム製の練習用ですけど(笑)。ナイフのシーンは、当てるか当てないかの塩梅に苦戦しました。「当てたらダメだけど、当てなすぎても絵にならないし……」みたいな。素手は素手で、相手と距離が近くなるぶん怖くなる。その難しさもありましたね。

──爆発シーンも本格的でした。

僕が関わる爆発シーンはかなり派手でしたよね。爆破は一つひとつ準備に時間もお金もかかりますし、自分がミスをすると撮り直しのためにセットを組み直さないといけない。「一発で決めなあかん」とめちゃくちゃ緊張しました。でも、その緊張感が作品のヒリヒリした空気感につながった気がします。

──「26歳の今だからこそのグラニソ」というお話がありましたが、劇中では彼のバックボーンや性格は多く語られません。ご自身は、役作りでどんなことを意識していましたか?

殺意を出すことですね。グラニソは「こんなバックボーンがあったんだよ」「自分をわかってほしいんだよ」というようなキャラクターではないんです。そういった背景は演出でおしゃれにちょこちょこと描かれているので、自分は同情を誘うのではなく、プロの殺し屋としてしっかり任務を遂行することに振り切りました。

──殺意の表現はどう掴んでいきましたか?

できていたのかはいまだにわかりません。自分の中ではできる限りのことはしたけれど、それがどう見えているかは、作品を観てくださる皆さんに判断してもらえたら。自分としては、表情はもちろんですけど、アクション一つひとつにも理由を持たせることを意識しました。「ここをこうすれば相手を仕留められる」「だからここを狙う」というように、動きにはそれぞれ理由があるんです。アクション監督と細かく話し合いながら作り上げたので、そういった部分からグラニソの殺意が伝わったら嬉しいです。

──ためらいなく相手を仕留める姿が印象的でした。

それでも最初は「優しい」とダメ出しされていました(笑)。相手が痛くないようにしようとすると、撮り直しになっちゃうこともあって。なので逆に思い切りやって、終わった後に「すみません」と謝っていましたね。最終的には、自分なりに振り切って演じられたと思います。

頑張った自分へのご褒美は○○

──主演・黒木メイサさんの印象を教えてください。アクション練習の段階からご一緒されていたそうですね。

動きが速いし鋭くて、背中を追いかけるのに必死でした。練習をご一緒する機会もありましたが、メイサさんのほうが先に撮影へ入られていたので、アクション練習から実際の対決シーンまでは、かなり時間が空いた記憶があります。2〜3日かけて撮影したのですが、その間もいろいろなことを教えていただきました。僕のナイフさばきがうまくいかないときは、練習に付き合ってくださって。本当に優しい方でした。

──撮影で苦労したことはありましたか?

カメラの角度やセットの都合で、当日に動きが変更になることがありました。練習してきたものとは違う動きに対応しなきゃいけないので、大変さと楽しさは半々でしたね。「やらなあかん」という気持ちで乗り切りました。

──今作は小島さんにとって「新境地」だと伺っています。演じる中でご自身の新たな一面を発見できた部分はありましたか?

そうですね。実際に演じてみて、アイドル・小島健として見せてきた顔とは違う、新たな一面を役者として引き出してもらえたような感覚がありました。今後、アイドルや俳優業はもちろん、何をするにしても、グラニソという役を演じられたことは大きな経験になるだろうし、「小島健はこんなこともできるんだ」と知ってもらえるきっかけになった気がします。それに、できることをすべてやり切って、作品に本気で向き合えたからこそ、達成感がすごく大きかったんです。今までの仕事の中でも過去1レベルでした。この作品に出会えて本当によかったです。

──頑張った自分に何かご褒美はあげましたか?

ラーメンです(笑)。撮影がグッと立て込んでいたとき、なるべく血色を悪く見せるために食事を制限していたんです。「この撮影が終わったら二郎系ラーメンを食べる!」というのを楽しみに頑張っていましたね。

──今後、挑戦してみたい役はありますか?

今作のように、プロの方のお話を聞いたりみんなでディスカッションしたりしながら、普段はできないことをやっていくのはすごく楽しかったです。アクションもまた挑戦したいですね。難しかったけど、今までの仕事の中でも一番やりがいを感じました。次は善人でも悪者でもどちらでもいいんですけど、やっぱりまたダークな世界観の作品に出演したいです。ああいう暗い雰囲気の中で演じることが、自分にはすごく楽しかったので。

Huluオリジナル「八神瑛子 -上野中央署 組織犯罪対策課-」

2026年7月24日(金) 第1話〜第2話 一挙独占配信
以降毎週金曜 最新話配信

上野中央署組織犯罪対策課の刑事・八神瑛子(黒木メイサ)は、謎の死を遂げたフリーライターの夫・雅也(毎熊克哉)の死の真相を追い続けていた。そんな中、上野では新宿から勢力を伸ばそうとする半グレ集団「東京同盟」と、街の裏社会を牛耳る暴力団「千波組」との抗争が激化。捜査を進める瑛子は、千波組No.2・甲斐(藤木直人)ら裏社会の人間たちと手を組み、独自に事件の核心へ迫っていく。やがて瑛子は、夫の死と抗争の背後に見え隠れする闇の存在を知る。さらに東京同盟が送り込んできたフィリピンの殺し屋・グラニソ(小島健)の登場によって、抗争はより過激さを増していく。中国マフィアのボス・インリー(りょう)、組対課の上司・川上(池内博之)、新宿南署組対課の五条(高良健吾)――敵か味方かも分からない人間たちの思惑が絡み合う中、瑛子は真実と復讐のため、刑事として越えてはならない一線へと足を踏み入れていく。

出演:黒木メイサ 毎熊克哉 高良健吾 小島健(Aぇ! group) りょう 奥田瑛二 ・ 池内博之 藤木直人
原作:深町秋生「組織犯罪対策課 八神瑛子」シリーズ(幻冬舎文庫)
プロデューサー:髙橋浩史、木皿卓志、森重晃
制作協力:レプロエンタテインメント
製作著作:HJホールディングス
公式HP:https://www.hulu.jp/static/yagamieiko
公式X:@yagamieiko_Hulu
Hulu視聴ページ:https://www.hulu.jp/yagami-eiko
©HJ ホールディングス

photo : JOJI[RETUNE rep]

text&edit : 奥住 楓

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