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「俺、休みの日は子ども見てるからさ」イクメンアピールする夫。だが、家事の一覧を見せた結果

  • 2026.7.19

自称イクメンの言い分

夫の友人夫婦が、うちへ遊びに来た日曜日でした。私が麦茶を運んでいると、夫がリビングで話しているのが聞こえたのです。

「俺、休みの日は子ども見てるからさ」

友人の奥さんが、感心したように私を見ました。

「えらいですね、うちの人なんて何もしませんよ」

夫は得意げでした。子どもを見ているのは、私が昼食を作っている間だけです。その子が何時に歯医者へ行くのかも、上の子の絵の具セットが今週いるのかも、夫は知りません。

玄関で二人を見送ってから、私は台所で口を開きました。

「家のこと、ほとんど私が回してるんだけど」

「ご飯も作ってる、気にしすぎだよ」

夫が作るのは、月に一度の日曜のチャーハンです。米を研ぐのも、洗い物も、私でした。

「作ってるのは料理だけでしょ」

「他に何があるんだよ」

その一言で、私は言い返す気力を失ったのです。

食卓に置いた紙一枚

その晩、私は子どもを寝かせてから、紙を一枚広げました。

名前のない仕事ばかりです。トイレットペーパーの残りを数える。

園の集金袋に小銭を用意する。上の子の予防接種の予約を取る。書き出すほど、紙の余白が消えていきました。

どれも、一つ一つは五分で終わる仕事です。ただ、誰かが忘れれば翌朝に困るのはこの家の子どもでした。

数えるほどに、私の一日がそのまま紙の上に並んでいきます。

翌朝、その紙を食卓の真ん中に置いて、赤ペンを添えました。

「これ、なんの紙?」

「この家で毎日回ってること。48項目あったよ」

夫はコーヒーを口に運びながら、軽く笑いました。

「大げさだって。半分くらい俺もやってるだろ」

「じゃあ、やってる項目に赤で丸して」

赤ペンを持った夫の手が、上から下へ動いていきます。途中から、その手が止まりました。もう一度上へ戻り、また止まります。

紙についた丸は、たった3つでした。

「……こんなに、あんのか」

顔を上げた夫は、それきり言葉が出てこないようでした。

「怒ってるんじゃないの。見えてない仕事があるって、知ってほしかっただけ」

夫は紙を手に取って、しばらく黙って読んでいました。

「予防接種って、俺、一回も予約したことないな」

「うん、一回もないよ」

紙は、冷蔵庫に貼られたままになりました。

数日後、帰宅した夫が、玄関で袋を下ろしながら言ったのです。

「トイレットペーパー、残り一個だったから買っといた」

今では夫が先にカレンダーを開いて、来週の予定を確かめています。紙の3つは、少しずつ増えているところです。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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