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池田由紀子さん、浴衣の装い|盛夏から初秋まで

  • 2026.7.19
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「肌温度で着るものを決める」ことをモットーに、柔軟な着こなしを提案されている池田由紀子さん。盛夏から初秋まで、季節感あふれる浴衣の着こなしをまとめてご紹介します。

7月の装い

大人の浴衣姿にも心強い「着物ジレ」

写真提供=時代布と時代衣裳 池田

柳の枝を染め抜いた綿縮(めんちぢみ)の伊予染めの浴衣。肌にまとわりつかずサラッとした地風の綿縮は、浴衣を着始める頃に愛用されているのだそう。ここでは、盛夏でも気軽に羽織れる「着物ジレ」を合わせた涼やかな着こなしです。

夏の普段着に!縫い締め絞りの浴衣

写真提供=時代布と時代衣裳池田

涼やかさを感じる縞模様の縫い締め絞りの浴衣に、ビーズ刺繍の紫陽花を表した八寸なごや帯をお太鼓に結んで。着物感覚で浴衣を着こなし、夏の普段着として装いを楽しまれているそう。浴衣がもっと広く着られてほしいと池田さんは語ります。

8月の装い

盛夏の主力「絞りの浴衣」

写真提供=時代布と時代衣裳池田

縫い締め絞りで染め表した立涌に、巻き上げ絞りの小さな丸を配した、有松絞りの浴衣。絞りの浴衣を愛用するのは、涼しく着られることと、自分で洗えてアイロンが不要なことなのだそう。池田さんが実践する着こなしの「マイルール」をご紹介します。

池田好みの「夏の渦巻き」

写真提供=時代布と時代衣裳池田

お母様の池田重子さんと「夢工房」ブランド用にデザインした浴衣をお召しに。一目絞りの点で渦巻き模様を、その空間を巻き上げ絞りで地色の薄グレーを残して黒を染めたものだそう。「水」をテーマにコーディネートした帯や小物にもご注目。

9月の装い

秋草模様の白地浴衣を涼やかに

撮影=セドリック・ディラドリアン

白地に薄墨色の濃淡で萩や女郎花(おみなえし)などの秋草を型染した浴衣に、帯はさっくりとした麻の九寸なごや帯をあわせて。ナチュラルカラーの帯は、浴衣の白を緩和するために選んだそう。秋の気配を感じる季節にぴったりな装いです。

夏の終わりは濃地の浴衣で

写真提供=時代布と時代衣裳池田

この年に手に入れた一番のお気に入りという、ジグザグとした山道模様を杢目(もくめ)絞りで表した浴衣に、藍の縦ぼかしになるよう織り出した麻の八寸なごや帯をあわせて。少し涼しくなると、着物の感覚に近い濃地の小柄に心惹かれると池田さん。

「絞りの浴衣」に初秋の風情を

写真提供=時代布と時代衣裳池田

濃紺地に折り縫い絞りで縞状の直線を表した浴衣に、生成りの麻地に赤トンボを素描きしたなごや帯を合わせて。秋の訪れを感じる取り合わせは、浴衣というより「着物」のイメージでコーディネートされたと池田さん。

ご登場いただいたのは……池田由紀子さん

〇いけだ・ゆきこ/国立音楽大学卒業後、オランダに留学。母・池田重子亡き後に東京・目黒の「時代布と時代衣裳 池田」店主、「池田重子きものコレクション」、「夢工房」デザインの仕事を継ぐ。2017年に新ブランド「池田スタイル」を発表。
〇「時代布と時代衣裳 池田」
〇池田由紀子さんのこれまでの連載はこちらからまとめてご覧いただけます。
〇『美しいキモノ』2020年秋号で池田重子さんと由紀子さんの特集を掲載しています。特集の記事はこちら。また、特集記事に関連して実施したインスタライブは、美しいキモノインスタグラムにて、いつでもご覧いただけます。

◯着物にまつわるお便りを毎月お届け。

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