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彼女の浴衣を勝手に貸した俺、ゲーム機の一言で立場を知った

  • 2026.8.14
ハウコレ

断った彼女が大人げないとさえ思っていました。けれど届いたのはゲーム機の話で、今度は俺が慌てて電話をかける側になります。

妹の家に紙袋を届けた帰り道、俺は彼女へ、報告を2件続けて送りました。

軽い気持ちの報告でした

妹から花火大会に着ていく浴衣がないと相談され、彼女の部屋で見かけた浴衣を思い出したのが始まりでした。荷物の受け取りを頼まれた時に使っている合鍵で入り、紙袋ごと持ち出して妹に渡しました。そのあとで送ったのが、あの2件です。

「お前の浴衣、妹に貸したから」「花火大会が終わったら返すって」

まだ袖を通していない浴衣です。汚さず返せば問題ないと、そのときの俺は本気で思っていました。

断られて、むしろ苛立った

彼女からの返信は「困る。週末に着る予定があるの」でした。妹はもう、その浴衣を着ていくつもりでいました。今さら取り上げるのは可哀想だと思い、俺は続けて打ちました。

「まだ着てないんだからいいじゃん」「妹が楽しみにしてる」「もう渡しちゃったし」

既読はすぐつきましたが、返信は途切れました。断るほうが大人げないとさえ感じていました。

自分の物になると話は別だった

しばらくして届いたメッセージで、今度は俺が勝手に私物を扱われる側になりました。

「分かった。あなたのゲーム機も弟に貸してあげるって伝えたよ」

発売日に並んで買った、俺のゲーム機です。気づけば「勝手に触るな」「高いものなんだけど」と打っていました。電話をかけても出ません。代わりに届いた文面が、画面に残りました。

「私の浴衣も、勝手に貸していいものじゃない」

そして...

その足で妹の家へ戻り、事情を謝って浴衣を返してもらいました。妹はまだ袖を通しておらず、代わりの浴衣代は自分が出すと約束しました。彼女の部屋の玄関先で頭を下げると、ゲーム機には触れず、弟にそう話しただけだと聞かされました。

先に安心してしまった自分の反応で、彼女が浴衣を探した時に何を感じたのか、ようやく想像しました。謝っただけで済む話ではなく、合鍵を預かる資格まで失いかけているのだと思います。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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