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食事会の誘いに、私の名前だけがなかった。嫌われたと思い込んでいた私が知った理由

  • 2026.7.21
ハウコレ

スマホの通知が立て続けに鳴り、グループチャットを開きました。仲のいい友人たちが、今度の食事会に誰を誘うかで盛り上がっています。挙がっていく名前を眺めていて、私はあることに気づきました。並んでいる名前の中に、私の名前だけがなかったのです。

並んだ名前の中に、私だけがいない

そのグループチャットは、学生時代から続く気の置けない友人たちの集まりでした。まとめ役の友人が「今度みんなで食事会しよう。行ける人ー?」と書き込むと、すぐにいくつもの名前が並んでいきます。

みんなが思い思いに名前を挙げていくのを、私はベッドに寝転んだまま画面で追っていました。楽しそうなやりとりだなと思っていたのですが、ふと違和感を覚えました。候補に挙がった名前の中に、私だけがありません。

見落としかもしれないと、何度も画面をさかのぼって確認しました。けれど、やはり私の名前だけが、どこにもなかったのです。

聞けないまま、笑顔の絵文字で加わる

その後も、グループチャットは賑やかに続いていました。お店の候補や日取りの相談が飛び交う中、私は「いいね」「楽しそう」と当たり障りのない返事を打ちながら、ずっと同じことを考えていました。

どうして私だけ呼ばれていないのだろう。何か気に障ることをしてしまったのだろうか。思い当たることを探すほど、不安は膨らんでいきます。考えるほどに、自分が友人たちから外されていく姿ばかりが浮かびました。

それでも直接聞く勇気はなく、私はただ画面の向こうの輪に、笑顔の絵文字で加わり続けるしかありませんでした。

友人が打ち明けた、本当の理由

そんな私の様子に気づいたのは、まとめ役のその友人でした。「最近、返事があっさりしてるね。何かあった?」と、私にだけメッセージが届きました。

隠しておくつもりでしたが、問われると気持ちがあふれてしまい、私は思い切って打ち明けました。

「私の名前だけなかったから、嫌われたのかと思った」

すると友人は、少し慌てた様子で電話をかけてきました。そして、こう言ったのです。

「みんなと一緒に誘わなかったのは、あなたに会いたいって言ってる人がいたからだよ」

前の集まりで一緒になった男性が、私のことをいいなと思っていて、もう1度会いたいと友人に伝えていたというのです。だから大勢の中の1人として誘うのではなく、きちんと引き合わせたかったのだと、友人は申し訳なさそうに話してくれました。

そして...

正直なところ、安心すると同時に、少し複雑な気持ちも残りました。私を思ってのことだとしても、ひとこと教えてくれていれば、あんなに思い悩まずにすんだのに。

そう伝えると、友人は「本当にごめん。サプライズみたいにしたかったけど、やり方を間違えた」と素直に謝ってくれました。

気を回しすぎて空回りするのも、昔から変わらない友人らしさなのかもしれません。今度の食事会には、私も当たり前のように参加します。引き合わせてもらえるその人と会うのは少し緊張しますが、楽しみでもあります。

1人で抱え込まず、思ったことをその場で口にしてみよう。今回のことで、そんな小さな勇気をもらった気がしています。

(20代女性・公務員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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