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「うわ、それ完全に伸びてるじゃん」自分だけ先に食べてゲームをしていた夫→私がついに返した一言とは

  • 2026.7.20
「うわ、それ完全に伸びてるじゃん」自分だけ先に食べてゲームをしていた夫→私がついに返した一言とは

お湯だけ入れて、夫は先に食べ始めた

子どもが生まれたばかりの頃です。授乳と抱っこの繰り返しで、私は自分の昼ごはんを食べる余裕もありませんでした。

そんな日、夫がカップ麺を二つ買ってきてくれたのです。

「昼、これでいい?お湯も入れといたから」

気が利くじゃない。そう思ったのは、最初の三十秒だけでした。

夫は自分のぶんだけを持ってソファへ行き、きっかり3分でふたを開けて、勢いよくすすり始めます。醤油の匂いが部屋に広がりました。

私の腕の中では、赤ん坊がやっと寝入るかどうかというところ。動けば起きる。動かなければ、麺が伸びる。

「伸びるよ、まだ食べないの」

返事のかわりに、私は腕の角度を変えました。

夫はすでに空の容器を置いて、ゲームを始めています。

電子音と、コントローラーを叩く音。その向こうで、私のカップは静かにふやけていきました。

ふたの上には、夫が乗せた割り箸がそのまま置かれています。腕の中の子は、私が少し動くだけでまぶたを震わせました。

二十分、三十分。ようやく子どもの寝息が深くなって、そっと布団におろします。

「まだ食べてなかったの?」

画面から目も離さずに、夫はそう言いました。

伸ばしたのは、いったい誰なのか

台所には、夫が食べ終えた容器が置きっぱなしでした。割り箸が、残った汁の中で斜めに立っています。

自分のカップのふたを開けると、麺は汁を吸い切って、太いうどんのようになっていました。

「うわ、それ完全に伸びてるじゃん」

その一言で、私の中の何かが切れたのだと思います。箸を置いて、私はまっすぐ夫を見ました。

「伸ばしたのはあなたでしょ」

夫の手が止まりました。ゲームの音だけが、間抜けに鳴り続けています。

「3分で食べられる人と、抱っこしながら30分待つ人の違い、分かる?」

言い返そうと口を開いて、夫は何も出せませんでした。次に画面へ目を逃がして、けれど操作する指は動きません。

最後にコントローラーを置いて、深く息を吐きました。

「……代わろうか、抱っこ」

もう寝たよ。そう答えて、私は伸びきった麺をゆっくり口に運びました。冷めて味の濃くなった汁は、意外とまずくはありません。

それからの夫は、カップ麺を買ってくると先に子どもを受け取るようになりました。自分がお湯を入れるのは、私が箸を持ってからです。

「先に食べな。俺、こっち見てるから」

あの日の3分を、夫は今も持ち出しません。伸びた麺の味を覚えているのは、たぶん私だけではないのでしょう。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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