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「こんなところで会うなんてね」保育園に現れた夫の元カノ。だが、信じられない行動に一線を引いた結果

  • 2026.7.18

転園してきた親子

息子の通う保育園に、新しい親子が転園してきた。

送り迎えのとき、その母親が夫を見て、あからさまに顔色を変えた。

「久しぶり。まさか、こんなところで会うなんてね」

親しげに話しかけられた夫は、戸惑った顔をしていた。

あとで聞くと、中学時代に付き合っていた相手だという。

まさか、子ども同士が同じ園に通うことになるとは。

夫も、想像すらしていなかったと肩を落とした。

私は「昔の話でしょう」と笑ってみせたけれど、その甘い見立ては、すぐに崩れることになる。

それからだった。彼女が、送り迎えのたびに夫のそばへ寄ってくるようになったのは。

「昔のこと、奥さんには言ってないでしょ?」

意味ありげにそう言っては、夫の反応をうかがっている。

私がすぐ近くにいても、気にする様子はまるでなかった。

夫婦で引いた線

接触は、日に日にエスカレートしていった。駐車場に停めた我が家の車を、窓から覗き込んでいたこともある。

「パパと、私は仲良しなんだよ」

息子にそう話しかけていたと先生から聞いたときは、背筋が冷えた。

それだけではなかった。仕事帰りの夫を園の門の前で待ち伏せしていたり、私のいない隙に連絡先を聞き出そうとしたり。彼女の行動は、日を追うごとに度を越していった。

「今度、おうちにお邪魔してもいい?」

玄関先まで、そう言いに来たこともあった。夫は波風を立てまいと、曖昧にかわし続けていた。けれど私はもう、限界だった。

「はっきりして。あなたは、どうしたいの」

私が問うと、夫は目を見て、深くうなずいた。

そして次に彼女が近づいてきたとき、夫はきっぱりと言い切った。

「昔のことに未練なんてない。妻と息子が、俺の家族だ」

彼女の笑みが、凍りついた。それでも食い下がろうとする相手の前に、私は一歩、前へ出た。

「もう二度と来ないで、迷惑です」

彼女の顔から、血の気が引いていった。何か言い返そうと口を開きかけて、けれど声にならない。周りにいた保護者たちの視線が、いっせいに彼女へ集まっていた。

「……失礼します」

そう小さく言い残すと、彼女は逃げるようにその場を去っていった。

後日、私たちは園にも事情を伝えた。先生方は真剣に受け止め、送り迎えの時間が重ならないよう配慮してくれた。彼女が夫に近づいてくることは、もう二度となかった。園で顔を合わせても、気まずそうに目をそらして去っていく。夫婦で線を引いたあの日から、私たちの毎日は、ようやく静けさを取り戻した。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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