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「面白い話ない?」元社畜が語った“猫になって変わったこと”に同僚が戦慄!【書評】

  • 2026.7.16

【漫画】本編を読む

深夜のオフィスで、「何か面白い話ない?」と無茶振りされたら、あなたならどんな話をするだろうか。しかも相手は、仕事で疲れ切った同僚。気分転換になるような話でもしてあげたいところだが……。

『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話(モフ田くんの場合)』(清水めりぃ/KADOKAWA)は、ある日突然猫化した会社員・モフ田くんをめぐるコミック。モフ田くんには会社員としての記憶を持ったまま、猫ならではの感覚で世界を見ている。人間なら気にも留めないようなことも、猫になったモフ田くんには妙に気になってしまうらしい。

たとえば、深夜のオフィスで、同僚から「何か面白い話ない?」と無茶振りされたモフ田くんは、最近、床でうごめく何かが視界に入ってくるという話をする。「ソレ」はどれだけ除けても片付かず、まるで湧き出るように発生するらしい。「まさか…黒い…虫か…?」と同僚は怯えるのだが、実はそれは……。

モフ田くんの話は、同僚を怖がらせるには十分らしい。けれど、モフ田くん本人は、何も同僚を怖がらせようとしたつもりはない。ただ、猫の身体になってから気になるものを話しただけなのだ。聞く側はホラーとして受け取り、話す側は日常の困りごととして語っている。そのすれ違いに、じわじわ笑いが込み上げてくる。猫として生きるモフ田くんにこの世界はどう映っているのだろう。彼の話を一度聞けば、もっともっと猫ならではの苦労話を聞きたくてたまらなくなる。

文=アサトーミナミ

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