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「みんな3000円くらいのプレゼントを持ってくるって」娘の誕生日会で贈り物に露骨な差をつけられた。合わない価値観に抱えた葛藤

  • 2026.7.17
「みんな3000円くらいのプレゼントを持ってくるって」娘の誕生日会で贈り物に露骨な差をつけられた。合わない価値観に抱えた葛藤

相場に合わせたつもりだった

娘が仲良しの友達から誕生日会に招かれたのは、春の終わりのことでした。

初めてのお呼ばれに、娘は前の晩から落ち着きません。

何を持たせようか迷っていると、娘が友達から聞いてきた相場を教えてくれます。

「みんな3000円くらいのプレゼントを持ってくるって」

「そう。じゃあ、それに合わせようね」

失礼があってはいけないと、私は売り場を何軒か回り、文具セットと小さなぬいぐるみを選びました。

ラッピングを頼み、リボンをかけて持たせると、娘は誇らしげにそれを抱えて出かけていきます。会から帰ってきたときも、ほくほく顔でした。

「すごく喜んでくれたよ。すごいねって言われた」

その姿に、私も安心していたのです。相場に合わせておいてよかったと。

同じ顔ぶれを招いた日

数週間後、今度は娘の誕生日でした。

あの友達とお母さんたちを、今度は我が家に招いたのです。テーブルを飾り、料理を並べて、私も少しはりきっていました。

ところが、いただいた品を娘と開けてみると、どれも数百円ほどのお菓子や文房具ばかりだったのです。

気持ちがこもっていれば、値段など関係ない。

頭ではそう思う一方で、先日こちらが包んだ品を思い出すと、うまく飲み込めません。

娘は無邪気に、もらったお菓子を並べては嬉しそうに数えています。その笑顔に救われながらも、私は自分の胸のざわつきを持て余していました。

値段ではないと言い聞かせるほど、あの日結んだリボンの手触りが、妙にはっきりとよみがえるのです。

そこへ、一人のお母さんが明るく笑いました。

「この前は高そうなの、もらっちゃってごめんね」

「いえ、そんな」

私が首を振ると、彼女はからりと続けました。

「うちは最初から、高い物は買わない主義なの」

別のお母さんも、うんうん、とうなずいて同調します。

悪気はないのでしょう。むしろ、あっけらかんとした声でした。ただ、それならあの日、相場を聞いた時点で一言くれていたら。喉まで出かかった言葉を、私は飲み込みました。

「……そうなんですね」

返せたのは、それだけです。

娘たちは隣の部屋で、変わらずはしゃいでいました。

その後、私は誕生日会に無理して合わせるのをやめました。

渡せる範囲で用意し、招くときも気負わない。子ども同士は今も仲良しですが、大人は少し距離を置くくらいがちょうどいいのかもしれません。

そう決めてなお、片づかないお皿を前に、私の手はしばらく止まったままでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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