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「うちは夫の年収で十分なの」笑顔でマウントを続けるママ友。だが、裏グループを別のママが咎めた瞬間

  • 2026.7.16
「うちは夫の年収で十分なの」笑顔でマウントを続けるママ友。だが、裏グループを別のママが咎めた瞬間

笑顔の裏で回るマウント

子どもが同じ幼稚園というだけで集まった、ママ友のグループがあった。

表向きは、いつも和やかだった。けれど、その笑顔の下に小さな棘があることに、私は少しずつ気づいていった。

職場に復帰すると伝えた日のことだ。

「来月から、また働くことにしたの」

私がそう伝えると、中心にいたママがにっこり笑った。

「えらいね、私は夫が稼ぐから働かなくていいけど」

その場が、ほんの一瞬しんとなった。

「うちは夫の年収で十分なの」

笑顔のまま、彼女はそう続けた。まわりのママたちは曖昧に苦笑いを浮かべ、誰も言葉を返さない。

(今のは、私への嫌味だよね)

笑顔で言われると、言い返す隙もない。

私は「そうなんだ、うらやましい」と受け流すしかなかった。

この手のやり取りは、初めてではなかった。持ち物、住まい、子どもの習い事。ことあるごとに、彼女は柔らかい言葉で人と自分を比べては、そっと差をつけていく。

誰も面と向かって逆らわないから、その振る舞いは日ごとにエスカレートしていった。

偶然見えた、裏のやり取り

違和感が確信に変わったのは、あるメッセージのやり取りを偶然目にした時だった。

別のママが見せてくれたスマホの画面に、私の入っていないグループの会話が映り込んでいた。

そこでは、私の家のことや、子どもの習い事のことが、面白おかしく話題にされていた。

指先が、すっと冷たくなった。手が小さく震える。

私だけが外され、知らないところで品定めされていたのだ。

それを見た別のママが、眉をひそめて口を開いた。

「こういうのは、さすがに良くないよ」

本人がいないところで人を笑うのは違う、と彼女ははっきり言った。

中心にいたママは一瞬言葉に詰まり、目を泳がせる。

「……別に、悪気はないよ」

言い返す声は、さっきまでの得意げな響きをすっかり失っていた。すると、別のママが小さくうなずいた。

「私も、前から気になってたの」

ひとりが口を開くと、まわりのママたちも「うん」とうなずき合う。中心にいたママは、逃げ場を失ったように視線を落とした。

「そんなつもりじゃ…」

その呟きは、誰にも拾われずに消えていった。

私は、そのグループから静かに抜けることにした。

「今までありがとう。でも、私はここを離れるね」

距離を置くと決めた瞬間、胸につかえていた重たいものが取れて、呼吸が楽になった。無理に笑って合わせる朝は、もう来ない。

後日、幼稚園で顔を合わせても、あのママは以前のように私を見下してはこなかった。

気まずそうに目を伏せ、小さく会釈するだけ。立場は、いつのまにか静かに入れ替わっていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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