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【心理師が伝授】「7月病(ボーナス燃え尽き症候群)」乗り切るコツとは?(4月・5月・6月)を耐え抜いた人が夏に消えるワケ

  • 2026.7.7

「7月病」がもたらす影響について

「7月病」がもたらす影響について
「7月病」がもたらす影響について

新年度における環境の変化に一通り慣れた時期、体調を崩したり、仕事などに対する意欲が低下したりしてしまうケースがあります。これは「7月病」とも呼ばれ、メンタルに関するさまざまな不調につながる状態です。

7月病が起こる要因や傾向、「燃え尽き」を乗り切るためのマインドセットについて、国立病院や保健所の精神障害者デイケア施設、スクールカウンセラー、発達障害者就労支援センターなどで「心の専門家」として20年以上従事してきた、公認心理師の「あいさん」に聞きました。

Q1:「7月病」の特徴や要因はどこにありますか?

あいさん:「7月病にはいくつか特徴・要因があります。まず、新入社員が新しい環境に慣れ始めて、一見適応したかのように見える時期に現れる意欲低下や体調不良が代表的な特徴です。本当に適応していれば同時期に持ち直してくるのですが、持ち直さずに意欲がどんどん落ちてしまったり、暑さも加わって体調不良として出てきたりします。もっと進むと、欠勤が増えたり、遅刻や早退が増えたり…。

また、新入社員だけでなく、キャリアの転換期にある中堅社員や、年度始めから責任のある立場でがんばり続けてきた方にも見られる現象だと言われていますね。

7月病は、5月や6月のような環境への適応という課題ではなく、『自己の内面』への適応が大きく影響するものです。例えば3カ月程度業務経験を経て、自己評価が低下してしまうだとか、『自分はあまりできないのではないか』『期待に応えられない』といった焦りや責任感の高まりなどが主な原因になってきます。

さらに、7月は夏特有の夏バテや暑くて眠れないといった不調も加わって、現れる傾向があると言われています。5月病が環境適応の問題だとすれば、7月病は自己との向き合い方の問題、という側面が強いのが特徴です」

Q2:燃え尽き症候群(バーンアウト)になりやすい人の特徴はありますか?

あいさん:「ベクトルが自分に向かってくるので、当然ながら責任感の強い方はうまく責任を果たせなかった時にバーンアウトしやすいですし、完璧主義者の方もうまくいかなかった時に落ち込んでしまいがちです。

あとはよくあるのは、対人援助職ですね。私のようなカウンセラーや福祉業界、接客業などに従事している方です。他には、長時間労働や過剰な責任が生じている職場、高いストレス環境で働いている方、クリエイティブ職やIT職の方も、結構なりやすいと言われています。

クリエイティブ職やIT職でいえば、徹夜で期限までに作業をしている間にうつになってしまうケースが多いイメージですね。対人援助職や接客業の方も、働く時間が長い場合もあります。特に我々のような対人援助職は人が元気になってくれたり良くなってくれれば手応えを感じるわけですが、そうではないケースもあります。一生懸命やっても良くならなかったり、手応えを感じなかったり、あるいはクレームを入れられてしまったりすると、落ち込んでバーンアウトしてしまうことはよくあると思います」

Q3:人間のモチベーションが1年の中でいちばん高いのは何月?7月の燃え尽きを乗り切るためのマインドセットはありますか?

あいさん:「『人間のモチベーションが1年の中でいちばん高いのは何月か?』という点でいうと、気候にも左右されず、適応の疲れもなく、寒さで縮こまることもないというところで、『10月や11月』がいちばん旬と言えるのではないかと思います。思考力や作業効率も高い水準を維持できて仕事としては乗っている時期なのかなという印象です。

マインドセットについては、完璧主義者の方がなりやすいというのがあると思うので、その逆をいく。つまり100%を目指さず、大体6割から7割くらいで合格、と思っていればいいのかなというのがまずあります。高い目標を設定しすぎないことですね。

あとは、やはり睡眠をしっかりとって生活リズムを整えること。そして休日の過ごし方ですが、休日に仕事のことで『あーだった、こーだった』と悩まずに、休日はしっかり休んで頭をリフレッシュさせることが、こういう状態に陥らないためのマインドセットなのかなと思います」

【まとめ】責任感が強い方などがなりやすいとされる7月病は、「自分は役に立っていないのではないか」といった自己評価の低さが要因の一つとなっています。疲れを感じたら一旦立ち止まり、「今日はこれでOK」とするのも良いかもしれませんね。

(LASISA編集部)

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