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【キャサリン妃】がん寛解から1年。24時間で37kmを駆け抜ける過酷な登山にソロで挑んだ「驚きの歩数」とタフな精神力

  • 2026.7.10
Justin Goff Photos / Getty Images

がん寛解から1年、キャサリン妃の新たなる挑戦

キャサリン皇太子妃(キャサリン妃)が、自身ががん治療を受けた病院への寄付金を募るため、イギリスで最も過酷と言われる登山企画「ナショナル・スリー・ピークス・チャレンジ」を達成した。彼女はこの驚異的な耐久レースについて、「がんという診断の先にある人生を模索し、恩返しをするためのチャンスだった」と語っている。

2024年にがん治療を公表し、2025年初頭に寛解(症状が落ち着いて安定した状態)を迎えたと発表してから約1年。山岳救助隊の手を借りながらも、なんと「ソロ(単独)」でこの挑戦を成し遂げたのだ。そのタフな姿勢は、同じように病と闘う多くの人々に勇気と希望を与えているはずだ。

24時間で37kmを走破する過酷な全貌

では、キャサリン妃が挑んだ「ナショナル・スリー・ピークス・チャレンジ」とはどのようなものなのだろうか。これは、スコットランド、イングランド、ウェールズのそれぞれの最高峰である3つの山を、わずか24時間以内にすべて登頂するというものだ。

総歩行距離は約23マイル(約37km)、総上り標高は10,000フィート(約3,048m)以上にも達する。さらに驚くべきは、それぞれの山の登山口へ向かうための車での移動距離が、なんと462マイル(約743.5km)にも及ぶという点。日本で例えるなら、富士山や日本アルプスの険しい名峰を、大移動を挟みながら一気に弾丸登山するような限界に挑むタフな挑戦と言える。

専門家の紹介:険しい山道で刻んだ「55,000歩」の科学

この過酷な道のりで、キャサリン妃は一体何歩ステップを刻んだのだろうか。専門家の紹介:ウォーキングコーチであり「WalkActive Method」の創設者であるジョアンナ・ホール氏によると、推定で約55,000歩に達したという。

「1マイル(約1.6km)あたりの歩数は、歩幅やペース、身長によって左右されます。一般的にペースが速いほど歩数は減り、遅いほど増えます。また、身長が低い人ほど歩幅が狭くなります」とのこと。キャサリン妃が挑んだような斜面の急な山道では、誰しも自然と歩幅が短くなるため、1マイル(約1.6km)あたり約2,400歩、総計で55,200歩ほど歩いたと推測できるのだ。

Princess Kate was treated for cancer at the Royal Marsden Hospital in West London. Above, she visited the hospital in 2025 Chris Jackson / Getty Images

医学だけでは足りない「ホリスティック・ヘルスケア」

キャサリン妃は自身のSNSで、挑戦を終えた胸の内をこう明かしている。「がんは体だけに影響を与えるものではありません。考え方や感情を変え、人生のあらゆる側面に深い影響を及ぼします。治療中、そしてその後の旅路を乗り越えるには、医学的な治療だけでは足りないということを、私自身身をもって知っています」

彼女が今回支援したかったのは、がん患者のための「ホリスティック(包括的)・ヘルスケア」だ。これは臨床的な治療だけでなく、身体的、感情的、精神的、そして社会的なウェルビーイング(健康で幸福な状態)を統合して、一人の人間を丸ごとサポートするという考え方である。

家族の愛に包まれた感動のゴール

見事に過酷なルートを走りきったキャサリン妃をゴールの地で待っていたのは、温かい家族の出迎えだった。夫のウィリアム皇太子をはじめ、3人の子供たち、さらには彼女の両親や弟までが集まり、彼女の偉業を称えたという。

病を乗り越え、さらに強くなった姿で社会へ恩返しをするキャサリン妃。彼女のポジティブなエネルギーと行動力は、私たちに「いつでも人生は再スタートできる」という強いメッセージを伝えてくれている。日々のウォーキングも、自分の心と体をケアするための第一歩として、まずは今日から意識して歩くことから始めてみよう。

※この記事はイギリス版ウィメンズヘルスの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。

From: Women's Health UK

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